2008年02月26日

本谷の十八番

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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

小説を違和感なく「表象」できているところは、吉田大八さんの監督力にも負うところが大きいのかもしれない。しかし、どちらかといえば、もともとの本谷の作品がビジュアル向きということが最大の要因だろう。キャストも最適人材をそろえた。特に永作博美は、いい意味で期待はずれであり、全体を明るく支えてくれた。これを観てしまうと、前回の劇団、本谷有希子の公演『遍路』は何だったのだろう‥と首を傾げるばかりだ。

タグ:本谷有希子
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佐々木麻美子さんに再会

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X’mas Bossa~The Greatest Christmas Hits In Bossa Style~

季節はずれだが(発売は2007.11)、クリスマスの曲をボサノバ調(らしいが、実際はそうかな?とも思う)で、聴かせてくれる。初代ピチカートVのVo.の佐々木麻美子が1曲だけ(恋人がサンタクロース)歌っている曲を、よーやく発見したので早速入手。やっぱり、佐々木さんのVo.には癒される。当時のメンバーで再結成を強く望む潜在ファンは多いはず。他にも、かの香織やTammyなど、好みの女性ボーカル陣が勢ぞろいで、夜ふかしして書き物をしながら、静かにノリたい時は、いいアルバム。
posted by 4430516 at 01:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入りの音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

いまさら攻殻機動隊、いまさらホロン

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GHOST IN THE SHELL
「生命とは情報の流れの中に生まれた結節点のようなものだ。種としての生命は、遺伝子としての記憶システムを持ち人はただ記憶によって個人たり。たとえ、記憶が幻の同義語であったとしても、人は記憶によって生きるものだ。コンピュータの記憶が、記憶の外部化を可能にしたときあなたたたちはもっとその意味を真剣に考えるべきだった。」1995年作品か‥。この作品をモチーフにした『マトリックス』を観ている場合ではなかった。

評判は知っていたのに食わず嫌いであったことに反省。wikiで調べたら、この作品のコンセプトは、アーサー・ケストラーの「ホロン」にあるようだ。全体と部分の議論なんて、古いなーと思いがちだが、あながちもう一度このアニメーションシリーズを観ながら考えてみるのもムダではないかもしない。結節点、記憶、私を私たり得るもの‥組織やWebの仕事に新しいヒントを与えてくれるかもしれない。

posted by 4430516 at 21:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

モバイル・マーケティング?

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恩蔵直人他『モバイル・マーケティング』(2008)
学術と仕事の現場、さらに生活者としての感覚の乖離がよく実感できる本。と、皮肉を言ってもしょうがないのだが、「インターネットマーケティングからモバイルマーケティングへ」というスローガンの主旨がよくわからない。そもそもこの本に書かれているモバイルとは、インターネットを活用したモデルである。PCという意味だとしても、PCからモバイルへという言い切りには結論を急ぎすぎている。

プレアクセス、オンアクセス、ポストアクセスという概念も、別にモバイルだけではなく、すべてのメディアに関わることである。PCが「理解のため」、モバイルが「共感のため」という二極化にも違和感がある。この本に書かれているのはキャンペーンなどの活用事例が大半で、人々のインフラの中に根付いている「売れる仕組み」そのものを解明しているわけではない。データ的な裏づけも甘く、これで2,300円とは、ちとコストパフォーマンスは低いような気がする。
posted by 4430516 at 08:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

皿回し組織からの脱却

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柴田励司『組織を伸ばす人、潰す人』PHP研究所(2007)

端的に鋭いことをおっしゃる人だ。もう少し深く‥そこのところは実際どうなのか‥という点もあったが、正しいマネジメントを改めて教えられる。私なりに解釈したポイントをメモしておこう。

・リーダーは、リーダーとしての専門家あるべき。「上」とかいう立場はいらない。
・志を共有する以外、企業のスタッフの属性はバラバラでよい。志が極めて重要。
・忙しいキーパーソンを野放しにすると、忙しさは組織に蔓延する(痛!)。
・ポリティクス癖のある人に対して、その行動プロセスのまずさを指摘する。
・仕事の出来ない人=優先順位をつけられない人=先読みできない人
・先読みできない人とは‥
 @自分の目先しかみえない=自分の今がどう見られているかが大事
 A物事が順番につながって発生していくことを追えない
・鍛錬のためには、自分のことを冷静に評価、判断することが必要
・「皿回し」が蔓延する組織は最悪
自分の目先から仕事が離れない→他のスタッフとのコミュニケーションをがとれない→
新しいことが始められない→人材育成できない→自分を高められない
・組織的資産を大事にすること
・ガバナンスは、集団・組織の中で利害関係者間の意思決定のあり方を規定するもの

‥などなど。

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2008年02月11日

最初からクライマックス

den-o01.jpg 仮面ライダー電王
連休はここぞとばかりに、寝ダメ。最近日本で売れている女性ボーカル、例えばNIRGILIS、熊木杏里、チャットモンチーなんかをレンタルして聴きながら、3月に刊行予定といわれている共著の原稿チェック。最初に書いた原稿から半年も経っていないのに、ずいぶん状況が変わっているのに驚く。当時は行動ターゲティング広告を組み込んだプランなんて考えてもみなかったのに‥私の属している企業も業界シェアはもっと上だったのに‥めまぐるしい変化が起こっていることを痛感する。

休み中のもうひとつの楽しみは、見たかった電王をみること。1年前に始まった頃、何話かみた記憶があるが「これはしっかり見る価値があるな」と、特撮オタクとしてはひそかに思っていたのだ。仮面ライダーという文脈で語られる必要が全くないが(いっそのこと、別のキャラクターにして欲しかった)、弱いヒーロー、それに憑依する何人かのイマジン、変身する際には弱いヒーローがベースとなり、イマジンが変わることで強さが変化するというアイデンティティを失ったレインボーマンのような設定は面白い。

よく「電車がでてくる」「普段自転車に乗っている」「モモタロウやウラシマタロウのキャラクターがでてくる」と形容されることの多い作品だが、本質の部分にエッジを利かせると、なかなかいい作品になる気がする。脚本家は、小林靖子さんという方で、wikiのプロフィールをみると、師弟関係をつくらず、OLから特撮ヒーローものの脚本家になられたとか!本当にこの世界が好きなんだろう。オタクの琴線に触れるような作品を書くわけだ。全48話まで、がんばって見る。
タグ:電王
posted by 4430516 at 19:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・芝居とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

泰葉が好きだったり

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泰葉「フライディ・チャイナタウン」
久しぶりに聴いたけど、よかった。活動期間は短かったが、「水色のワンピース」など良い曲をつくっていたのだ。子供の頃の私は、志賀ちゃん(古!)と司会をしていたおばさんぽいイメージが嫌いだったが、急にピアノの前で歌い始めると、かっこよくなる彼女がとても好きだった。youtubeの動画を見ると、いっそうその思いが強くなる。今回の離婚で、新しい活動をはじめるそうだが、とても期待している。死にそうに眠い日曜の深夜に会社で仕事をしていると、このくらいの張りのあるボーカルが心地いい。
posted by 4430516 at 03:37| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | お気に入りの音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

どうしようもない疾走感の中でも。

どんなに忙しくても企画を立てていく者たちが守らなければならないのは、自らを盲目にしてしまわないことだ。言い換えれば、周波数のかなり小さい部分は聞こえないからといって削ってしまわないことだ。言い換えれば、森の中にうっすらと亡霊が見えるのに、それを見えないと言ってしまうことだ。それは、ロングテールを削るということと同義ではない。自分のバイアスで、時間がないからといって、簡単にまとめてしまおうとすることは否定されなければならない。

いや、自分はキャリアがあるからといって、「それは大体わかる。一度やったことがあるから感覚的につかめている」「慣れているから間違いない」という人も中にはいる。しかし、得てしてそれこそがバイアスであることに気づかないのだ。プロは、プロだからこそ、これまでのキャリアによって、手っ取り早く仕事ができなければならないというのは、大きな間違いだと思う。プロがプロであるゆえんは、その見えないものも見えるようにできる力である。じっくりとファクトに向かい、そのファクトから何が浮かび上がるかを徹底的に考えることである。

どうしようもない疾走感の中で、自らを盲目的に振舞うことは、結果的に疾走をよりいっそう増す原因になりかねない。急がば回れとはよく言ったもので、プロはプロであるからこそ、ファクトから結論を導くのだ。もちろんファクトをしっかり得られる方法を身につけなければならないし、それを記録しファクトであることを証明しなければならないし、常にそのファクトにアクセスできるようにまとめなければならない。それは、プロの仕事作法の基礎であり、これができていない人は、いつまでたってもプロになれないのだ。最近ことのほか強く思う。基礎は、やはり社会人1年目の早い時期に徹底的に仕込まないといけない。
posted by 4430516 at 00:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の構え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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