2008年04月13日

成功のコンセプト

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三木谷浩史『成功のコンセプト』幻冬舎(2007.10)

経営者に読むように言われて、仕方なく開いた。ゴーストライターが思いをうまく噛み砕けなかったのだろう、くどい表現が多い気もするが、これはなかなか鋭いことが書かれている。少しメモをしておきたい。
●改善は凡人を天才にする方法
●不可能と思える目標を達成して初めてそこにブレークスルーが生まれる
●プロフェッショナルに不可欠なのは、技術よりむしろ成功体験だ
●仕事を面白くするのは、仕事の内容そのものより仕事の目的
すぐに読めてしまう内容だが、もう少し自分なりに考えてみようか、と思える含蓄のある言葉が散見される。
posted by 4430516 at 22:58| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

良質な仮説

インターネットの世界を中心に仕事をしているのに、その根本的なログ分析をまともにやってこなかったことに、我々は大いなる反省をしなければらならないだろう。ログとの対話が、広告、ランディングページ、LPOの出し分け、OSO、EFOという最適化をさらに加速させる。インターネットだからこそできる「ファクト主義」「レスポンス主義」を、広告業とネット構築業の両方の事業をもつ我々が、改めて追求するときがきた。

メール事業、EC事業、モバイル事業、そして常にWebのコンサルティングをやってきて、ようやくやりたかったことに手をつけられる。しかし、これまで払った会社の代償は大きい。一緒にやりたかったスタッフが離散してしまったのだ。これは困った。評価システムもブランドもボロボロだ。とはいえ、会社の建て直しをはかりながら、新しい取り組みを始めるのも、なかなかスリリングかもしれない。

ログをみていくなかで、もっとも大事なのは「良質な仮説」をどうつくるか?だ。いや、ログとかどうでもよくて、プランナーの基礎力として仮説をつくれるかどうかが重要。コミュニケーションにおいて、ある表象から、別の表象を「〜かもしれない」と仮説を立てられることが大事なことと同等である。仮説力を鍛えるためのトレーニング方法って、どんなのがあるのだろう。研修のプログラムをつくってみよう。実際、自分で言いながら「良質」の定義もあいまいだし。
posted by 4430516 at 22:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の構え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

学問のための学問

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山住勝広/ユーリア・エンゲストローム編
『ノットワーキング』新曜社(2008.2)


ノットワーキングについて書かれたエンゲストロームの原書を読んでなかったので、手っ取り早く、この本で理解しようとして購入。序章で、活動理論のおさらいと、ノットワーキングの概念はわかった。ただし、その後の論文は、いまひとつ受け付けなかった。この論文は何のために書いているのだろう?対象に対して、どうしたいのか?という、切実な思いがなく、現実に起こっていることに対して、活動理論をあてはめるという「行為」を一生懸命おこなっているように感じる。論文自体に「活動」を感じられないのだ。

彼らはいろいろな教育活動を展開されているようだが、そういったものもフレームワークの後ろ盾により、「成功しているような印象」を我々に提供しているように過ぎないという気もする。いや、私の読み込みが浅く、理解ができていないのかもしれないが、少なくとも「ワクワクしない」のだ。3,465円にしては、コストパフォーマンスが悪く、学習のための学習の典型のような気がしてならない。もっと、いろいろな問題を解決してくれる可能性ある理論だろうに。
posted by 4430516 at 03:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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