2008年12月30日

行動経済学の可能性

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あなたはなぜ値札にダマされるのか?―不合理な意思決定にひそむスウェイの法則


これまでの経済学の限界を打破しようと、行動経済学というジャンルにおける書籍がいろいろでてきているのはうれしい限りである。この本も、人の意思決定は合理的ではなく、いくつかのバイアスによって、とんでもない決定をしているということが書かれている。詳しくは、新しく始める予定の別のブログでまとめたいと考えているが、年末にごろごろしながら、楽しく読めた。

最近の起業破綻の現実が浮き彫りになると、改めて何か人々の思い込みの上に経済が成り立っているような気がして怖い。ビックスリーの話は、日経ビジネスで読んだ限りだが、大きな問題のひとつにこれからも好景気が続くという幻想の下に労働組合が会社と取り決めたとんでもない甘えの構造があった。豊田市民もそんな想いがあったのだろか。

市場は、まだこれからとはいえ、電気自動車や電気バイク、カーシェアリングなどに向かっている。いまどうしても車を買い替える必要がなければ、私もできればエコカーやシェアリングで済ませてもいいと思っている。定期的に、新車のニュースが流れるが、全然関心がないし、「新型」を連発されても何の新しさもない。多くの社員、工場、工員を抱えた大企業が生き残るためには「新型」が大事だったのだろうが、大きく市場は変化している。

先日は老舗書店丸善が上場廃止になった裏で、amazonnが以上最高の売上、テレビ局が軒並み赤字という中、ネット広告は伸張などというニュースがあった。結局ルーチンの中で、生物学で言うニッチを見つけられなかった(見つけようとしていても、それが本当の意味で企業戦略にはならなかった)ことが大きな痛手になったのだろうか。私がいるIT業界も、コアコンピタンスをしっかりと捉えて、事業領域を変化させられない企業は軒並み厳しい状況であるが、いずれにしても、まあとにかく大丈夫だろうという妙な納得が、明日の売上だけを見てしまう病を生む。不合理な意思決定がいたるところでなされている。

年齢を重ねても現場から学ぶ力、後輩から学ぶ謙虚さ、無駄な時間を過ごす余裕、常に変われるという身軽さ‥思考も、体力もしっかり鍛えなければと、今月はかなり強く意識した。そんなわけで、また水泳とか、サイクリングなどをはじめた。これから10年は体力勝負になりそうだ。
タグ:書籍
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2008年12月28日

平成ライダーほぼ観ました

年末なのに、家族中インフルエンザにかかり、自分の部屋に閉じ込められていたので、24時間仮面ライダー三昧。食事やら睡眠やら、仕事やらをすべて3畳程度の部屋で済ますというのは、独身に戻ったみたいだ。役者がどうしようもなく下手なブレイドを覗き、すべて見終えた。ふう。

子供だましというなかれ―それぞれ見ごたえがあり、大人が見ても面白いものもある。ここ半年くらいとても気分が落ち込んでいたが、結構ライダーに助けられた。。異色の30代ライダーで太鼓を叩いて妖怪を倒す「響鬼」から学んだことが大きいかも。組織の基本形、人の育て方、プロ意識など、当たり前の話かもしれないが、いいことを言っていた。

posted by 4430516 at 02:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・特撮・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

戦略とは何か

atarasiisennryaku.jpgあたらしい戦略の教科書

あれ、帯が変わっている。私がもっているのは「現場らからのボトムアップの戦略が必要だ!」。著者の酒井さんは『はじめての課長の教科書』を書いた方。1972年生まれの方の書籍とは思えないほど落ち着いている文体であるが、30代にしてしっかりと本質を見極められる力を備えているからこその技だろう。

戦略とは何か?について書かれた本は多いが、本質的かつ実践的であるものは少ない。もちろん戦略策定するための実用書ではないが、経営者はじめ、若手コンサルタントや戦略というものに関わる多くの方の必読書としても良いだろう。

戦略は育てていくものであるということを、改めて認識し、これまでやってきたことは正しかったと実感できたことは大きい。私のような請負業をやっていると戦略を共につくる、育てるというクライアントも少ないことに寂しさを感じるが、そう感じるのならそうではなくなるようにすればいいだけの話だ。矛盾はイノベーションの母であるということも、この本に書かれている。
タグ:書籍
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2008年12月13日

今日のナカツリ ガジェット

会社でも付き合いのあるアップフロンティアさんが、今日のナカツリというガジェット、ブログパーツを開発・運営している。私はガジェットを活用しているが、なかなか重宝している。職場などで気の向いたときに主要雑誌の中吊り広告をみることができ、気になればその場でネットで購入できる。amazonnでお急ぎ便の登録をしておくと、雑誌1冊でも配送費がかからず、翌日には届く。雑誌のコピーを勉強するのにも役立つだろう。
posted by 4430516 at 19:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 触発する道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

業務用テント

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シングルパスケース と カードケース (パベリョン)【ブルー×グリーン】

安かったので試しにKDMで購入。業務用テント地でできているので、確かに耐久性がありそうだが、さすがにポリは安っぽいかも。カジュアルでつかうのはいいが、ビジネスバックの中では(わかっていたことだが)浮いてしまった。でも、まあ何か気が惹かれるのだ。
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2008年12月11日

社長失格

syatyosixtukaku.jpg板倉雄一郎『社長失格』

読もうと思って、ずーっと機会がなかったのだが、ちょっとしたことで人から貸していただくことになり、何冊かの本と平行して読了。10年前のITバブルがよみがえる。広告制作会社にいた私は、ネット企業の方々に仕事をお願いするも、話の論点が合わなくてとても困ったことを覚えている。

皆一様に、一攫千金の話にならないものは、まるで関心がなかった。こちらは、いま目の前で起こっているマーケティングの課題をネットで解決したいのに、余計なビジネスの話とか、こうしたらもっと儲かるとか、こうすべきだと500万の見積りですむところを平気で億近くまで話を膨らまされた。

IT企業の若いお偉いさんたちはシステムエンジニアを抱えて、あることないこといろいろ話してくれたものだが、結局マーケティングの実務も、システムもわかっていなかっただけなんだ。私は、システムの世界を知らなかったので、人月単価の見積りすら理解できなかった。

ITバブル崩壊後、板倉さんのところのように倒産した企業もあった。夜逃げした会社もあった。いま残っているのは、システム開発やデザイン、構築、広告系など明確なドメインをいち早く模索したところかもしれない。しかし、そんな企業もいよいよ淘汰されようとしている。やはり金儲けだけに躍起になっている企業は‥。

ところで、この板倉さんのところにいた皆さんの優秀なこと。夏野さんはじめ、他の企業で活躍されている方々も多いと聞く。社長自身に冠をかぶせるのではなく、組織に冠をかぶせるべきという『ブレークスルーカンパニー』の法則が守られれば、凄いことになっていたのかもしれない。とはいえ、この本だけでこの会社のことを語るのは危険ですね。
タグ:書籍
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2008年12月09日

結局、超整理手帳に戻る

しばらスケジュールを手帳につけていなかった(というか、手帳すら持つのをやめた)のだが、ある程度自分のスケジュールを自分でコントロールできるようにしたので、また復活。記入しやすさと一覧性は変えがたい。とはいえ、来年あたりからアンドロイド搭載モバイルが発売され、WIMAXなどの高速接続が実現するとなると、今度はigoogleをモバイルでも活用して、結局スケジュール管理もモバイルでするのかも。モバイルは、来年大きく変わるだろうね。
posted by 4430516 at 20:22| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 触発する道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

TUMI帰還

TUMIのカバンを修理に出したせいで、この1ヶ月は、通勤や客先に行くのが憂鬱だったが、本日ようやく修理ドックから帰還。TUMIのない1ヶ月はマンダリナダックのTANKでやり過ごしたが、これが恐ろしく使いにくかった。

ああ、10年前は良いと思っていたのに、機動力はやはりTUMIにはかなわない。ちなみに、私のTUMIは銀色の2003リミテッドエディション。いやはや飽きっぽい私が、5年以上も修理して使っている。

TUMIは、ゴルフのボストンバックや休日に出書けるときのポーチも愛用しているが、ONとOFFを同じブランドにするのは、ちょっとダサいかも。確かに私の普段着はほとんどユニクロ。一極集中型が私の悪いところ。

posted by 4430516 at 22:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 触発する道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

中小企業がブレークするポイント

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キースR・マクファーラント著『ブレイクスルー・カンパニー』

中小企業がブレークスルーしていくためのポイントを、地道なヒアリング調査によって書かれた本。効果的な戦略づくりは、戦略を通してチームが潜在的な大きな賭けを見極め、どうすればベストの賭け金の積み増しができるかを学べるようにすることだと書いてある。これまでのスタティックな戦略ではだめで、ダイナミックな戦略の重要性を説いている。この本の中でも「インサルタント」(自社社員による社内コンサルタント)という、新しい概念には、惹かれるものがある。

当たり前かもしれないが、改めて気になったところをメモ

■報酬の額をコントロールするのは顧客である。
■会社が成功をおさめるにつれて、リーダーの心に損失回避論理が働き、賭けに対する意識がしぼむ
■ビジネス書を読み経営者が、他社の儲けを真似しようとするがこれはうまくいかない
■会社の第一印象は、、実に多くのことを語ってくれる
■会社の価値観は「信じている」ことを表現し、会社の性格は、「実際にどう行動するか?」を捉えたもの
■常に社員に投資を投資していれば買収をする必要はあまりない
■製品の発展によって顧客が恩恵を受けているなら、その顧客は我々に成功してほしいと望み、無理な要求はしないものだ
■インサルタントが活躍できる環境をつくること
■リーダーの真の試練は、会社が好調なときも緊張感をなくさないように社員を導くこと
タグ:書籍
posted by 4430516 at 23:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

小劇場のケレン味たっぷり

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劇団桟敷童子『黄金の猿』
作:サジキドウジ 演出:東憲司 美術:塵芥 於:ベニサンピット

有人の奥さんの薦めで、桟敷童子を知る。かなり面白いという話だったので、早速ネットで探してみたら、ちょうど公演が目前。チケットを劇団に予約した。ベニサンピットがもう残り少ないといううわさも聞いていたので、これは行っておかねばと思い切った次第。

災害でもあったらどうしようというくらいに、客席はスシ詰め状態。脚を伸ばすスペースすらなく、エコノミー症候群になる人がいないか心配だった。キャストは、あまり見たことがない人だが、家でググッたりしたら、山本圭の弟さんや、仮面ライダーキバなどに出演されているイケメン系など、もりだくさん。

そして、小劇場ならではのケレン味をこれでもかというくらいに前面に押し出している。それを支えるのが、舞台美術。写真のように、模型からしてスケールがでかい。何トンかの水が振ってくる仕掛けも圧巻だった。そういえば、劇団のサイトをみていたら、ちょうど初回公演も同じような舞台装置だった。

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最後の殺し合いとか、ストーリー的にはいまひとついただけないところもあるが、大衆演劇の泥臭さも持
ち合わせた内容はわかりやすく、ある層には、かなりハマる人が続出しそうな劇団である。
タグ:演劇
posted by 4430516 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・芝居とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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