2009年09月29日

コンペ負け案件を振り返る

前職時代にコンペティションで負けた大型の案件の結果をいくつか追ってみると、競合先のWebサイトに堂々と「事例」として取り上げられていた。なかなか良いデザインだったり、そうでなかったりもするが、しかし勝ちは勝ち。クライアントのハートをしっかりつかんだということでは、我々が劣っていたということは大いなる反省になる。

実際どんなところが優れていたのだろうか?今一度当日を振り返りつつ、完成したWebサイトを分析してみよう。クライアントがおっしゃっていた課題というものが、どんな形で解決されているのか?が見えてくると、もうけものだ。それは、自分たちにはない発想だったり、新しい切り口だったりするわけだ。何かツールをつかっていたのなら、そのツール屋さんにも接触すると良い。視野も人脈も広がるようになる。

新しく会社を立ち上げてから、これまで競合だった先の企業の人たちとの接触もあるが、そんな人々との議論を通じて、「ああ、そういうアプローチでアイデアを出したんだ」とか、「本質的な部分の提案は、たしたことはないが、見た目のよさで勝ったんだ」などという、これまで見えなかったことも、見えてくる。

負け試合をとことんまで追いかけ、積極的に分析していくことで、明日の糧を得ることができるのだろう。勝ち負けを超えて、謙虚に学ぶ姿勢の積み重ねは、やがてノーコンペで仕事をいただくという状況に結びつくものだと信じている。
posted by 4430516 at 06:04| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の構え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

仮面ライダーWさすが。

仮面ライダーW、ちょっと書いておこうっと。4話みて確信。面白いと思う。はじまる前に、姿かたちだけみていたときは、どうなるものかと思っていたが、電王並の面白さが期待できるかな。役者の演技に妙な力が入っていなく(ちょっとヒロインだけがまだ心配だが)、滑舌も問題なく(舞台やっているのに、なすびはNG)安心してみていられるのはありがたい。

キャスティング的には、フィリップ役の菅田将暉(1993年生まれ!)は、555の泉政行のような感じで、その眼力と口元の演技ははまる人も多いんじゃないだろうか。変身シーンでは2人の腕がしっかりWマークになったり、フィリップが失神したり、6本のガイアメモリを使って左右変形させながら戦ったり、響鬼のような小道具もでてきたり、バイクも後部のアタッチメントが変えられたり‥と、いつもどおり玩具を意識しているとはいえ、無駄のないケレンは好感が持てる。

まぁ、これからどんだけ話しが広がるか(少なくとも、フィリップは園咲家の一員っぽいし‥)、ライダーがいつものようにぞろぞろ出てくるのか‥キバとディケイドがつまらなかった分、期待は大きい。しばらくは、日曜朝8時、子どもとチャンネルの奪い合い(彼らはポケモンサンデー派)が続く‥(ちなみに今日から腹筋善之助登場、3〜4話のゲストは若人あきら)

▼第1話


posted by 4430516 at 20:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・特撮・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意識と無意識をつなぐもの

作詞家・詩人の覚和歌子さんが、母校の小学校で詩作を教えるテレビプログラムがあった。この人の教え方は、抜群に上手い。日々、詩作と真摯に向き合い、よく理解されているからこそできる技なのだろうと感じた。

詩の書き方として、テーマを決めて、そのテーマに関連することばをこれでもかというくらいに引っ張り出して書き連ね、さらにそれでもことばを出してみる‥この作業を徹底してやることで(自分を追い込むことで)、無意識のことばがでてくるのだという。

ここまでは、ロジック不要だが、ここから始まる編集作業には、何らかのロジック(フィルター)をつかって、まとめあげられていく。このあたりは小学生向けだったので、あまり議論はされていなかったが、小学生なりに、詩というものは、行間を無意識のことばで不思議とつながるものだということを理解していたようだ。

この流れは、まさしくコンセプトワードを紡ぎだす作業と一緒である。ビジネスになると、じっくり向き合える時間が相当短くなるが、プロセスは同じだ。ビジネスの世界は、こういった発想を出す場合でも、何かロジックを求められたりすると勘違いする方々もいるが、そうではない。

覚さんは、この作業を「楽しくできるかどうか」がポイントだと言っていた。楽しくやることで、意識にあることばと無意識にあることばをつなぐ道がつくれるのだという。仕事も楽しくありたいもの。自分の意識を追い詰めることを楽しめれば、自ずとアイデアもでてくるのだろう。確かに、アイデアを持っている人は、そういう傾向があるかもしれぬ。
posted by 4430516 at 14:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コンセプチャルな視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久々の金魚

金魚.jpg
▲お決まりの金魚のコースター

大学院時代の姐さんたちを、六本木のギャルソン・ショーパブにご案内して、いつもの六本木・西麻布コースで軽く終電まで。金魚には数年ぶりに来たけど、泣きの内容とクライマックスは定番を揃えているようで、大体同じだ。

早いコースだったので人の入りは1/4程度。はとバスツアー客がいると、かなり盛り上がるのだが‥。ショーが終わってからダンサーたちと話ながらダラダラ飲むのも面白いのだが、それはまず会社を黒字化してから。

しかし、六本木は人が少なくなった。タクシーも、バブル期の混みようがウソのようだ。相変わらずお姉ちゃんたちは派手で、黒人が多い。でもここでちょっと遊んで、麻布や青山で濃い酒をディープな話しをしながら、飲むというのは、とても好き。
posted by 4430516 at 02:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・芝居とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

乱暴なコピー論

日経MJのマーケティングスキルの記事(9月25日)に「キャッチ(広告コピー)の制作手順」なるものが書かれていた。商品から考えると顧客に伝わらないので、広告コピーから考えろとのこと。ちょっと、端折りすぎではないか?

商品開発そのものには当てはまるかもしれないが、コピーライティングとしては、大きな誤解を生むものだろう。

商品特長を伝えるのではなく、ターゲットをセグメントし、そのターゲットの便益を、他社との差別化ポイントを踏まえて伝える―というのがコピーライティングの正攻法である。

そもそも「広告コピーから考えろ」と言うが、広告コピーそのものの定義ができていないように感じた。まあ、省スペースで、キャッチーな紙面にしないのはいけないと思うが、ちょっと?な記事でした。
posted by 4430516 at 12:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

安易に外部化します?

考え、整理する能力は、日々の仕事で使い果たした10日間。とはいえ、また来週からハードルの高い楽しい案件が山積みで、どのようにみんなでこなしていくのか悩ましいところだ。そんなわけで、ちょっと日記めいたものを。

先週、今週は特にデジタルハリウッドの講師と企業研修が重かったかもしれない。講師業は何回も同じテーマをこなして、はじめて儲かるようになるし、時間の使い方もうまくなる。スポットだと、かなりきついことが良くわかる。安易に引き受けたらアカンです。ちょびっと怒りの温床にもなってしまったし。

そして、いくつかの「中型」案件の提案。結局3人の会社ではすべてできないので、優秀なパートナーの協力を仰ぐ。この調整とかが難しい。というのを、久しぶりに味わった。ほとんど寝られない毎日でしたが、みなさん真摯で、とても楽しく仕事ができた。

逆に「味わされた」こともある。外注パートナーをしっかり使いこなせないリーダーとの出会い。これは何らかの戦略、ポジションなどを早い段階で考え抜いていない(本気度が少ない)からかもしれないと思った。

案件の大小は関係ないだろうが、何をするにしても自分でコンセプトを持たない限り、まわりを効率的に巻き込むことはできない。リーダーが外注パートナーの前で(そうじゃない人の前でも)迷いまくるのは迷惑だなと感じたことも何件かあった。

リーダーは、みんなが迷わないだけの準備をして欲しいもの。準備ができないのなら、せめてその場をしっかり仕切って欲しいな。もしくは、お金を出して考えてもらってもいいはずだ。それもリーダーのひとつのあり方だ。僕らのような考えることを専門にする人たちは、中途半端なリーダーとの付き合いが一番つらい。

相談案件がどんどん増えていくのはありがたいが、偉そうに言わせていただくと、「なぜゆえに、考えるところを外部化するのか?」もう一度考えていただいてからご一緒させていただけるとありがたいです。この2週間はそんな人たちと、少なからず会ってきた気がします。
posted by 4430516 at 19:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の構え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月08日

一度、ピリオド。

6時16分の新幹線に乗るはずだったのに、6時23分にふと、目が覚めた。あら‥めっさ焦った、パニクった。風呂にも入らず、顔だけ何とか洗い、歯を磨いて、急いで着替えて、とにかくバックに散乱しているものを詰め込んで、急いでホテルを後にする‥と、なんとかギリギリ大阪の研修会場に到着。臭い体で、みなさまご迷惑をおかけしました。

さて、講義内容は、Web会社と広告制作会社のWebに対する認識、ノウハウの差を明確にして、Webサイトを構築するということはどういうことか?を考えるもの。これまで約5年くらい私がずっと考えてきた内容の、いわば中間アウトプットである。それを13年お世話になった古巣でできたということは、私にとっても非常に意義深いものであった。

そしてWebの導線というものに対しても、これまでコンサルティングをしてきたが、その方法論もようやくまとまったという感じだ。やはり、難しい仕事をしっかり納品して、それをいろいろな角度で見直し、テキスト化するというのは、自分を成長させるのだな。
posted by 4430516 at 23:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月04日

toBサイトのビジュアル

toBのサイトを見ていて思うのは、「これを導入すると、売り上げアップ!」「受注管理らくらく!」みたいなコピーやそれに伴うあまり魅力的ではないビジュアルがくるケースが多い。

しかし、実際にtoBサイトで何かを探している人は「売り上げアップ!」ではなく、主にKPIの部分ではないだろうか?つまり、メール開封数がこれだけアップしますとか、コンバージョンがこれだけアップしますということ。

KPI部分をコピーでしっかり伝えられないと、まず検討対象にならないのではないか?いきなり、便益訴求では話しが大きすぎるし、他社との差別化ができない。顧客視点で見れば情報をかく乱させている。

toBサイトにおいては、コピーはKPIの要素で書き、ビジュアルは便益を意識したものにするというのがポイントになるように思う。
posted by 4430516 at 06:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

ライフスタイルマーケティングが生き返った

以前ODS(オーディーエス)というマーケティングのコンサルティング会社が表参道にあった。その会社から↓こんな「ライフタイルマーケティング」の本がでていたが、この消費スタイルの調査分析事業そのものがリンクアンドモチベーションに買われたのは3年くらい前だったか。

消費行動の「なぜ?」がわかる実践講座ライフスタイル・マーケティング

消費行動の「なぜ?」がわかる実践講座ライフスタイル・マーケティング

  • 作者: ODSマーケティングコンサルティングチーム
  • 出版社/メーカー: 宣伝会議
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本



で、9月2日の日経MJに、どうも見たことがある生活者分類を発見。やはり、これ。リンクアンドモチベーションが寄稿していたものだった。まだ年間3,000人くらいの調査をして、傾向をみているのだろうか?こういう分類は、勉強会では非常に関心をもって聞いてもらえるのだけど、実際の事業戦略を描くときには、ほとんどの場合邪険にされる。何か当たり前に見えてしまい、訴求のエッジが立てられないのだろう。
posted by 4430516 at 22:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なんだかよくわからない「UP」

ニコン社の「UP」という製品の記事を見て、ネットで検索し、一番上のランキングのコンテンツを表示したら、コンセプトページがでた。
http://www.upxup.jp/
「たのしそうな機械」のような気がするが、でも何なのかわからない。どこでもテレビみたいなもんか?いろいろページを見ても、これが何なのか、どんな便益があるのかわからなかった。そもそもWebサイトも使いにくいし。このコミュニケーション拒否さ加減はなんなんだろう。分りにくいのは、本当に腹が立つ。
posted by 4430516 at 19:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 試しに試してみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月02日

だから、結局何が言いたいのか?

と、仕事中に聞きたいことはよくある。大きくは、
@文脈を外す。
A相手の要望にあわせて話しを着地させられない。
ということにある。

文脈を外すのは、感情的になるか、経験的になるか、で話のテーマから表象される別の話材を提供することからはじまる。特に女性に多い。ブレストをしているときならいいのだが、収斂していく作業のときにコレをやられるとつらいものがある。

話しを着地させられないのは、独りよがりのケース。自分の世界だけでものごとを考えるのが一杯な場合に起こりがちだ。キャリアがあろうがなかろうが、多々ある。どちらからといえば、若年層のプランナーに見られがちかもしれないが。

このあたりもう少し考えてみましょう。
posted by 4430516 at 09:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コンセプチャルな視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月01日

売れる新車が偏っている

という記事をみて、2:8の法則を思い出す。
ホンダは、今年の7月度実績において
●フィット
●インサイト
●フリード
の3車種のみで、販売台数の約78%を占めるという。トヨタなどは「売れない多くの車種を淘汰し、売れる車だけに販売をシフトする」らしいが、想定ターゲットが車を買わずに他に流れているときに、さらに絞るということは、結局縮小均衡してしまうのではないか?とはいえ、効率重視の仮面をかぶり、新たなブランディングとその周辺上の新商品導入ということなら、ありだ。

blogram投票ボタン
posted by 4430516 at 19:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 売れる仕組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
blogram投票ボタン