2010年01月31日

いわゆる経営コンサル会社の顧客分析

某新聞の電子化ビジネス、いろいろなところで問題を指摘されはじめている。本当にその金額でサービスが成り立つのか?と。私も最初に話を聞いたときに「無理でしょ」と思ったくちである。でも、しっかりターゲット分析して立案されたサービスらしい。

大手企業のプロジェクトに関わっていると、名だたる経営コンサルティング会社が、提出してきたという顧客分析資料が提示される。しかし、いかにも‥というもの‥年齢・性別・年収・地域などのオーソドックスなデモグラフィックセグメント、どこかでよく見る価値観セグメントなどくらいしかない。

そして、その人たちにどう売るか?という戦略に落ちていくのだが、面白い(=切り口が鮮やかで、検証してみたい)戦略にはならないことが多い。俗に言う「使えない」現象が起こる。それを指摘すると企業の担当者は、その調査結果を正当化するか、その調査結果を活かした面白い戦略を考えてくれとおっしゃる人もいる。

経営コンサルが提示してきた、顧客セグメントが現実的かどうか?は、企業担当者が一番ご存知のはずなのでに、そこを鵜呑みしてしまうのだろう。繰り返すと、顧客セグメントは正しいかどうかではなく「現実的かどうか」が重要だということだ。

某新聞のセグメントも(詳しくは知らないけど)記事を見るのに月額4,000円払わせるという戦略を導き出すあたり、どうも顧客設定とニーズ分析が現実的ではないように思う。いや、それは経営コンサルの仕業ではなく、企業側の視点だけで、サービスを決めて押し通した企業担当者たちの責任かもしれないのだが。
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2010年01月30日

加齢に対抗する自分の強み

加齢の怖さをふと感じるときがある。まったく新しいことをはじめるということに、脳が躊躇するような気がするのだ。ここで「脳」と書いてしまうところなんか、最近の流行に流されているような気もするが、とにかく無理くりでも体になじませようとするメタ表象力が働かない時がある。

それは、人それぞれの性格ということもあるかもしれない。若くても、新しいことをはじめるのは面倒くさいという人もいるので、必ずしも加齢のせいとは言い切れないだろう。しかし、新しいことをはじめないと気がすまない飽きっぽい私としては、ここ最近の自分が加齢のせいで何か新しいことがはじめられないのではないかという恐怖心に駆られている。

とはいえ、ここ1年は自分の会社のことで四六時中目いっぱいなので、ほとんどのエネルギーをそこに費やしているのかもしれない。事実、いまは仕事以外のことはあまり受け付けない。あるメガネをかければ、つまらない人生になったのかもしれないが、まぁそんなに退屈なものでもないし、これまでと同じことをしていても何かしら毎日が新しいので、続けていられるのだろう。

しかし、毎日のように新しい技術が公開され、それをいつまでキャッチし続けられるのかという心配が頭をもたげる。そんなときは、自分の強みを常に意識することしている。私の強みは、多くの情報と意図を、目的に合わせて、新しいアイデアも付加してわかりやすく最適化する力であると。シンプルな強みを意識し、その強みを磨き続ければ、多くのプロフェッショナル達の中でも、なんとかやっていけるのではないだろうか。

むしろその強みを「磨き続ける」ことが、もう若くはないという後ろめたさを感じるようになってはいまいか?加齢の恐怖というのは、何でも吸収できそうな若さへの憧れかもしれないが、それは自分の強み探しの段階でもあろう。強みがわかったら、別に若さの特権はいらないのではないか。自分は、所詮60億人の中のたかだか1人。強みがあるなら、それを活かして、周りの人を助けるという人生を全うするべきなんだろう。

そうは言うものの、まだなんとなく吹っ切れない自分もいる。ないものねだりなのかな。
posted by 4430516 at 02:49| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | いわゆる日記の類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月23日

ログアナリストが場を仕切る

ある制作会社さんに支援の依頼を受けて、某大手メーカーの会議に同席。その制作会社さんも、印刷会社さんの下請けとして入っているらしく、会議の場には我々陣営だけでも6名。さらにリスティング代理店、サイトを制作している代理店などのメンバーとクライアントなどが集まって、なんだか20人くらいの会議なのだが、状況をうかがっていると結局、クライアント側が仕切れないので、各社に集まってもらって情報と意思決定系統の整理をしたいというのが主目的のようだ。

まあ、このあたりはリアルプロモーションの世界でもよくあることなのだが、仕切れないクライアントに代わって仕切っているのが、ログアナリストであったというのは注目に値するだろう。アナリストは、そのクライアント企業が採用しているサーバインストール型のログ解析ツールの販売代理店の人。要は、いろいろな施策やプロモーションの効果測定をしっかりしなければならないのであれば、情報の交通整理も含めて、全部アナリストに投げてしまえというのが、クライアントの思惑のようだ。

これは新しい潮流の前兆でしかなく、ここにリアルプロモーションのメンバーが加わっていくだろうことは容易に想像がつく。さらに、アナリストが、今度はアナリスト専門から分析、つまりプランニングスキルの人に代わり、コンテンツ制作と同化していくだろうということも想定できる。ITとマーケティングが本当に融合していく姿の前兆がこの会議にあったということだ。ECの世界であれば、普通に見てきた光景であるが、メーカーで出くわしたというのは初めて。面白くなってきた。
posted by 4430516 at 16:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月19日

コピーチェックというOJT

30代前半まで、企業のプロモーションツールのコピーライティングなどをする会社にいた。私個人は、マーケティングのプランニングをしてはいても、自分のグループで制作する販促ツールにおいては、後輩たちが書いたコピーを逐一チェックしていた。なぜこのキャッチコピーはいけないのか?なぜこのイントロダクションはダメなのか?なぜこの表現がいけないのか?と、こまごまとチェックをしてそれを自分では書き直さずに、最後まで書かせていた。私が若かったため指導力に余裕がなかったせいか、徹底して相手を追い込むので、むくれてしまう人もいたが、概ねみんな最後まで粘り強く仕上げたと記憶している。

ITの世界にいってからは、そういった機会はほとんどなかったが、雑誌やWebサイトでの記事を書く際には、何回かそういったチェックをした。ふと以前の会社でやっていたことがよみがえり、懐かしく思う反面、筆力の「あやうさ」みたいなものを強く感じた。コピーライターとして意識をもっていた前職のみなさんも、最初はそのような「あやうさ」はあったが、トレーニングを続けるうちに、しっかりと「安定した」伝わるそして日本語として間違いのない文章が書けるようになっていったものだ。

ITの人たちは、正直いって文章が下手だ。リスティング広告の広告文を書いている人ですら、コピーライターからすれば残念ながら技術の引き出しは少ないのである。しかし、これはITの職場にいる人にコピーライターの才資質を問うものではない。コピーライターの会社にいる若者もITの会社にいる若者も、私の経験ではその能力にはあまり大差ない。そういったトレーニングをするかどうか?で大きな差がつくのだと考えている。コピーライターはコピーを書くのが当然だし、IT屋はコピーなんて関係ない――だから、こんな議論は不毛だという人もいるだろう。

しかし、最近改めて思うのだが、言葉のトレーニングを受けるかどうかで、企画書の質は大きく変化する。文章とはファクトをしっかり把握した上で、簡潔かつロジカルに、そして魅力的に書かなければならない。それもターゲットに向かって。もちろん正しい言葉で。こう書いただけでも、プランニングをする上で極めて重要なワードがちりばめられていることがわかる。文章が下手なのは、企画力が低いということにもつながるのではないか?

そういうことで、私なりに仮説を出してみた。企画力を磨くためには、極めて若いうちから言葉のトレーニングを積むことではないかと。理想は10代半ばで多読し、大学時代にしっかりと論文を書き、そして社会人でコピーというものに触れる。多分企画力を身につける人の極めて重要な学習コースではないだろうか。もちろん20代後半でも30代でも遅くはない。ただ、言葉の多様性を受け入れられるほど頭が柔軟ではなくなっているのだ。きっと。それはメタ表象力にも影響してくる。とりあえず理屈抜きでまず、尊敬する人の技を真似をしてみようという気持ちすら起きないということだ。

そんなわけで、コピーのトレーニングをしようではないか。企画書の書き方講座よりも、よっぽど身になると思う。
posted by 4430516 at 00:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

はじめて講師を頼まれたら読む本


はじめて講師を頼まれたら読む本

はじめて講師を頼まれたら読む本

  • 作者: 大谷 由里子
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2009/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



目の付け所といい、タイトルといい、内容といい売れ線を狙う編集者のセンスが光る。講義をやりなれている人は、当たり前のノウハウかもしれないが、見直すととても役立つことが書かれている。特に、講義終了後のアンケートなどで低い評価があったとしても、がんばって前向きに考えられるのがありがたい(苦笑)。
posted by 4430516 at 07:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月10日

借金までして‥

若者の消費の鈍化を、嫌消費とかいうワードでまとめてしまうのは、これまでのマーケティングの延長上でしかないかもしれない。物欲はシックスポケットで満たされ、自動車などを使ったリアルコミュニケーション手段もネットなどのインフラにより不要‥という議論もさることながら、どうも私たちはこれまでのような、楽観的な右肩上がりの経済は幻想だということを認識しはじめているのが重要な動機になっているような気がしてならない。

へべれけになるまで飲むのを嫌う若者が増えているように、しっかり返せる目処が立たないままで、借金してまで買うのか?という「良識」が根付いてきたのだろう。国債をあれほどまでに発行して経済を成立させようとしている人たちや、その税金で生き延びようとしている人たちを、若年層はしっかり見ているのではないか。

肉食、草食で若者を分類して喜んでいるのではなく、その根本的な経済状況と意識をつかまえている企業が成功している。私たちは、身の丈消費の中で、サプライズをどれだけ提供できるのか?が、いま問われている。
posted by 4430516 at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 売れる仕組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

年末年始もろもろをだらだら書く

今年は年末も年始っぽさも全くなく、結局気づけは9日。とはいえこの連休中もいくつかの資料を仕上げないといけないので、基本的にノンストップでワーク中。親やお世話になっている人たち、神様に、きちんと挨拶できてないのは、やはりよろしくないわけで申し訳ない気持ちでいっぱいです。
神田明神.jpg
外出が続く中でも、昨日は昼間ちょっと時間をとって全員神田明神に集合。初詣をして商売繁盛を祈る。実は4日に初詣に来たのだが、メッチャ混んでたので(僕らは年明け早々バタバタですぐにクライアント先に移動しなければならず‥)出直してきた次第。まあ、みんな大吉だったし、よかった、よかった。例年のように神田明神の入り口にある天野屋の納豆を買って帰る。ここの納豆は、大粒、新鮮でうまい。
天野屋.jpg
仕事にかこつけていると、妻が車を買う話をもってきたりして‥昨年事故をおこして以来、わが家には自動車がないのだが、子供と年寄りがいる家族だと車の利用率も高く、半年間のレンタカー代などもろもろの費用を計算すると、やはり借りているほうが高くついていることが判明。そんなわけで中古車でも買おうかということで早速物色、即決。3.5年でペイできる試算。

人に出した年賀状のリターン数が、今年は尋常ではない。Kさん、Oさん、Yさん、Nさん、Mさん‥とすみません。後ほど封書で送られるかもしれませんが、お許しください。年末風邪をひいたので、いくつもの忘年会やランチを辞退、キャンセルさせていただいたので、年明けは落ち着いたらまた皆さんよろしくお願いいたします。
posted by 4430516 at 16:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | いわゆる日記の類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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