2010年04月29日

「コンペ・マトリクス」で考えてみる

コンペ・マトリクス.jpg
今週は、コンペがあるときとないときの、体制作りについて考えさせられることがあった。いざというときの判断のために(つまりコンペに出るかでないかを決めるときのために)、私たちがフロントに立っているクライアントか否か、コンペがある案件か否かでマトリクスをつくり、それぞれの象限におけるよくある条件や環境と対処方法をフレームワーク化しておいた方が良いだろう。

重要なのは、プライマリにおいて、コンペあるか否か?というときの体制である。この場合、組織体制が営業=プランナーである場合、コンペには弱いものであると認識しておく必要がある。やはり、クライアント視点におけるチェッカーとしての営業(役)はマストだ。これまで二十年近くやってきて、この象限におけるコンペ負け理由は、ほぼそこにあると見てよい。さらに言えば、中核事業外のコンペに出る場合は、思い切ってリスクをとれないと勝てない。

そのあたりを理解したうえで、別目的でコンペにエントリーするというのであれば、自社の専門性にたった高度なビジネスコンセプトが必要となるだろう。
posted by 4430516 at 17:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビブラムで走ってみた

Vibram.jpg
1万円と気持ち割高感があるビブラム・ファイブフィンガーズ。素足に近いシューズでランニングしたほうが、体の負荷を軽減するというに話を聞いて購入。軽く走ってみて、これまであまり使わなかった筋肉を使うような気がした。連休中は、キャンプでも使えそう。
posted by 4430516 at 16:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 触発する道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月24日

クライアント視点で見直そう


もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理

もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理

  • 作者: 野口恭平
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: 単行本



(特に広告の)プレゼンテーション内容をどのように選ぶのか、ということについて書かれた発注者向け「選ぶ技術」の本。とはいえ、プレゼンテーションする側の若い人も必読かもしれない。が、読んだとしてもプレゼンの場数を踏まないとあまりイメージがわかないかもしれない。クライアントとかなり親しくならないと書かれていることがわからないもしれない。

今回、かなり短時間で読んだが、いろいろなクライアントへの新規プレゼンの修羅場をくぐってきた私が読んでも、改めて肝に銘じることが書かれている。年齢を重ねると、テクニックにはしるか、なぁなぁで仕事する人もいるので、本質は常に意識しておきたいもの。

ただ、本当に読んで欲しいのは、ブリーフィングがつくれないクライアントの方々かもしれない。マーケティングが強い会社とか、外資系のブリーフは、非常によくできている。その分、私たちの力も高いレベルで求められるのだが、やはり何はともあれ、ブリーフの精度の高さが重要。逆の立場でいえば、与件の整理が極めて重要。
posted by 4430516 at 18:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

地元本屋のamazon化

以前から言われていたことなのかもしれないが、近所の本屋においてある商品がamazonのランキングとほぼ一緒になっている。確かに、amazonがこれだけ使われる前から、狭い店舗スペースには、売れ筋だけ置くというのが常だったが、売れ筋がよりタイムリーになっているのだろうか?

ということで、「amazonで買い忘れたけど、すぐに読みたい本」があったので、仕事帰りにちょっと本屋に寄ってみたら‥「ない」。在庫を切らしているようだ。ちっ、amazonのリアル倉庫がっ!と思ったが、店を出てすぐ、ケータイからamazonで購入した。

最初からamazonで買えばいいじゃないか。いや、でもちょっと地元本屋にもたまには寄りたかったし、買うものが決まっているなら、地元でお金を落としたほうがいいかも‥という気持ちで立ち寄ったのだ。こういうことは、今回が初めてではない。しかし、結構な確率で裏切られる。

この裏切りは、顧客満足の低下であることは間違いない。僕のほかにも、同じような理由で地元本屋を利用する人もいるだろう。新規客を広げたい(正確には、顧客を呼び戻したい)のなら、そのあたりを意識したビジネスコンセプトを練る必要があるのかもしれぬ。

たとえば、売れている漫画を貸本化して、その脇でビジネス書と小説を売るとか。本買ったら、隣接する電源席が1時間つかえるとか‥地元のお父さんが、家庭に帰る前のちょっとしたコミュニティっぽいのがあると、うれしいな。
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2010年04月18日

ソーシャルメディアマーケティング


ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアマーケティング

  • 作者: オガワ カズヒロ(小川 浩・小川 和也)
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2010/02/01
  • メディア: 単行本



このシリーズとしては、驚くほど読み応えがなかった。前半は個人的には無用かな。マーケティングは戦争と同じで‥ということが丁寧に書かれていて、その中におけるソーシャルメディアとは‥みたいなノリだが、そんなことはいまさらなので、トレンドを扱う本としては、どうなのよという感じがした。

後半は、防衛戦、直接対決、ゲリラ戦、革命戦といったかたちでソーシャルメディアをどうつかうかという議論だったが、帯とかに書いてあるブランドの話とは、なーんかつながらない。「新しい技術の使い方を私たちは知っているんだぞ。そもそも君たちマーケティングとはさ‥」というノリが、やはり鼻につく。

面白いことも書いているんだけどなー。その視点で突っ込んでもらえるといいのだが。
posted by 4430516 at 19:35| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前原光榮商店の傘

前原光榮商店.jpg
あこがれていた16本骨の傘。かばんの色に合わせたインディゴディープレッドを購入(写真はブラック)。開いた感じがスマート。皇室御用達だそうですが、いい仕事しています。今年はちょっと雨の日が楽しみ。
posted by 4430516 at 19:18| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 触発する道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なりたい自分たちを感じてくれれば、いいんじゃないかな。

クライアントから、『私たちの会社のことを「何屋」というのか、他の部署などに説明するのが難しいので、「アイデアの泉」と言っています」という話をお伺いして、ブランドは間違った方向にいっていないと確認できた。

戦略コンサルティングとか、Webプランニングとか、制作とか、プロジェクトマネジメントとか、調査とか‥そういうくくりではなく、私たちのビジョンを言い当てていただいているのは、それなりのサービスが提供できているということになるのだろう。

当初は顧客満足度を計測してもいいかなと思っていたが、日々ざっくばらんな場で、いろいろお話をしながら、私たちのことをどのように感じていただいているのかを聞くのが重要ですね。結果は黙っていても、リピート発注というシビアな数字で出てくるので。
posted by 4430516 at 19:02| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の構え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

1年の信頼の重み

ここのところ連日連夜、逆接待続き。会社のスケジュール表では、4連荘。うーむ、非常にありがたいことです。帰りの電車の中で、1年前の今頃何をしていたかと、ケータイのメールの履歴をみていたら、なんと今日接待いただいたクライアントのところへ挨拶に行っていたようで、びっくり。創業メンバーのおかげとはいえ、1年でここまで信頼を築けたんだ‥と感慨深いものがある。会社は自分たちの子供みたいなもの。どこかの時点で、自らの手を離れていくことになると思うけど、そこまで成長させられるかは、毎日の小さな積み重ね次第だね。壊すのはとても簡単だろうけど。
posted by 4430516 at 01:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

自らに許可を与える


20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: 単行本



最後の章の一文が、この本の内容を雄弁に物語っている。『これまでの章のタイトルはすべて、「あはた自身に許可を与える」としてもよかったのです。私が伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身を試す許可を、あなた自身に与えてください、ということなのです』。自分がラクな環境や思考から、いかにリスクをとって踏み出すか?その重要性をこの本は教えてくれる。

いまamazonで最も売れている「ビジネス書」であり、「スタンフォード」とか「起業」というワードが、本の売り上げに結びついているのかもしれない。伝えたいことは、これまでのビジネス書と同じかもしれないが、一般の生活の中における事例や視点で議論しているところが、新鮮なのだろうか。

内容はさておき、書かれている内容を実直に実践し、周りも自分もハッピーになっている人が、身近に何人かいる。彼ら、彼女らは、ビジネスパーソンだったり、ビジネスとは無縁だったりするのだが、どうも意識している様子はない。片や、意識してリスクを取りに行こうとしている人もいる。どちらかといえば、私がそうかもしれないが。結果的にリスクをとることはあっても、そのプロセスはいろいろあるのかもしれない。ひとつ言えることは、リスクをリスクとして意識しない自然な生き方のほうが、私にとってはとても魅力的だ。
posted by 4430516 at 22:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

週末は漫画大会

今年は漫画大賞をフォローしていなかったので、時間をみつけて車中やら移動中やらで4作品を読む。うん、市川春子作品はいい!私にとっては、手塚作品に触れた感覚。生命に対する新しい見方が芽生えるような、なんだか懐かしい感覚。きっと、また読み返すだろう。


虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

  • 作者: 市川 春子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: コミック




うさぎドロップ (1) (FC (380))

うさぎドロップ (1) (FC (380))

  • 作者: 宇仁田 ゆみ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/05/19
  • メディア: コミック




宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

  • 作者: 小山 宙哉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/03/21
  • メディア: コミック




娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

  • 作者: 西 炯子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: コミック



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2010年04月10日

当社のビジネスコンセプトのつくりかた

ビジネスコンセプト、いわゆる戦略をそう呼ぶことにしよう。少なくとも私たちがコントロールできる領域においては。別に誰と戦うわけでもない。私たちが生き延びていくためには、戦うことよりも共存することのほうがはるかに大事だ。得意分野で貢献できるようにすることが大事だ。と思う。

さて、ビジネスコンセプトは、いろいろなコンセプトがあるわけで、企業全体としてとか、ある期とか、ある事業とか‥それらは入れ子になっていることが多い。私は今回、自分たちの会社の期のコンセプトをまとめた。基本的には、SWOTは必要だが、何でもござれのSWOTではなく、人材、顧客、業務、財務といった内部要因、さらに政治・法律、経済情勢、社会・文化、技術革新要素、そしてポーターの新規参入、代替サービス、パートナー、クライアント、競合他社といった領域をそれぞれ見ていく必要がある。

多分、この抽出がめんどうで時間がかかるものだが、しかしファクトが充分にまとめられていないとその後のコンセプトが正しいものでなくなる。大企業になると、現場の感覚がわからない経営者に数字の裏づけなどという作業も発生し、このワークだけで1ヵ月もとられる専業スタッフもいるわけだが、私たちは零細企業なので、そのあたりはまだ楽かもしれない。

次は強みの集中・拡張施策、強みの支援施策、強みの差別化施策、強みの選択施策を検討する。いわゆる、選択と集中という議論を行う。ここからでてくる打ち手の方向性で、もっとも注力をしたほうがよいものが、その期におけるコンセプトになる。コンセプトができれば、それを誰が、何を、どのようにして、どうなるか?という実行プランに落とす。

誰が=人材の採用や育成、評価などのプランになり、何を=プロダクトの開発、品質向上プランになり、どのようにして=当社のマーケティングプランになり、どうなるか?=利益目標、財務プランになる。いわゆる、ヒト・モノ・ブランド・金ということだ。実施プランは、本来それぞれCHOやCPO、COO、CFOなどが考えるべきものだが、まだ我々にはそのような体力がないので、一気にまとめて考えている。

ここにきて、ようやくそれぞれの施策を誰が(実名で)、何を、いつまでにやるかを決められるようになる。こういったことは、すべて当社のビジョンを実現するために行われる。だから、ビジョンとの整合性がないアイデアは、はずされることになる。さらに、当社の価値観であるバリューに合わないスタイルもはずされる。

‥とまぁ、当たり前のことを当たり前につくるというのが、一番だと考えている。それと、分かりやすさ。難しい言葉はつかわない。さらに、ポイントを言えば、こういった策定をハドルで年がら年中やることなんだと思っている。つまり、期のコンセプトをつくって、1年後にどうだったか?なんてやっているのではなく、毎月このコンセプトを見直すくらいの意気込みで、定期的に議論をし続けていかないと、実現には至らない。私たちは所詮他人だし、所詮自分の目先しか見えないし、記憶は曖昧だ。ビジネスモデルも事業そのものもそうだが、継続性やサイクル性がとても大事なんだ。
posted by 4430516 at 14:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月05日

待つことの重要性

中学生のときに、文通が流行っていて、近隣の遠方の女子中学生と何人か書を交わしていた。手紙を書いたら、2週間〜1ヵ月くらいしてレスポンスがあり、たまに写真なども入ってきて、同じ県大会に出場するので会おうとか言っても一歩違いで会えなかったり‥なかなか楽しかった記憶がある。バンドメンバー募集も、player誌などに掲載依頼して、実際に掲載されるのが2ヶ月後以降、そこから手紙やデモテープをもらったりして、さらに1ヵ月以上かかっていた。

いまさらながら、当時はケータイ、ましてやインターネットすらなかったのだ。メールを送って、すぐにレスがなくても怒らない。リアルタイムコミュニケーションとしてのTwitter時代に比べ、ずいぶんとのんびりしていたものだが、いまはいまで、スピーディすぎるという嫌いがあるかもしれない。確かに仕事のできる人は、メールのレスポンスは早いが、それは「見た、見なかった、わかった、わからなかった、こうせよ」‥という類のレスが多いだろう。つまり、レスが早い人でも、そこで明確な結論は出せていないのではないか。

しかし、送る側は明確な結論を期待したり、急がしてしまう場合がある。特に、上長などに意思決定を求めるのに、メールを使ってしまうとその期待が高まるだろう。視野の狭い人にありがちかもしれない。しかし、この結論に至らしめるスピード感の期待が、事業育成や人材育成というところにまで波及しはじめると厄介だ。

鷲田さんもこのあたりを指摘していて、目標管理(MBO)の危うさを説いていた。いろいろな指標にそって目標を立て、それが上手く行ったか行かなかったかということだけで、人を評価するという点である。当然、いましか見えていないことだらけなわけで、未知なる世界を仮説とはいえあたかも既知化する作業にかなりの工数を割くのはどうなのか?と。

ビジネスは先手必勝なわけで、先を見る力はとても重要だが、一方で先を見尽くした感があれば、あとは流れに任せるしかなく、日々それは修正されるべきなのだろう。この「待ち」の姿勢が、ここ10年ばかり言われてきた「ドッグイヤー」なるものの世界の中で、失われてきた感もする。事業も人も、方向性を共有できればあとは待つこと。

かくいう私は、待つのが苦手で、何度も人を困らせてきた経験がある。とても反省しなければならないのだが、性格上なかなか直らないところもあるし、組織の中ではそういう人材がいないといけないとも思っている。とはいえ、やはりバランスが必要なのだろう。経営には戦略を練ってオプションを出せる人も必要だが、それを現実的視点で選ぶ人も必要。結論を焦る人も必要だが、結論を待とうという人も必要。そういう意味で、良いビジネスパートナーと仕事ができている。
posted by 4430516 at 05:54| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

時をリニアに感じるツイッター

ようやく事務所の移動(移転ではないよ)が終わったので、またエントリーしてしまうわけだが、先ほどの「年を重ねるほどに、時は1枚の絵になる」という前のエントリーを、逆に、まだリニアな時間を感じている私たちに当てはめてみると、私たちはツイッターを書くことで、時の流れを感じているということはできないだろうか?

いや、ブログも、その前には手書きの日記もあったわけだが、それではまだ感じる時間の単位が大きい。ツイッターは、時間がより細かく刻まれている(刻むことができる)。時をパースペクティブにとらえようとしない、このリニアな時のマーキングの仕方は、なんらかの自分のアクションを書くことで、自分を確かめられるというのが、最初の使い方だったかもしれない。

しかし、ここでその行為を私たちは「つぶやき」ということに言い換えて、使っている。時のマーキングを「つぶやく」ことで、コミュニケーションの余地を残したというとこに、このネーミング(コンセプト)のうまさがあるように思う。つまり、単なる行為に対して、行動の余地を残すようにしむけたところが、ツイッター人気のポイントのひとつではないだろうか。

だから、私たちは意識して時を感じるなんて陰気くさい使い方はしないのだ。「つぶやく」というマーキング行為は、いつしか相手とのコミュニケーションという行動も期待できるようになり、それを意図的に行う(活動する)人もでてくるわけだ。うん?ツイッターって、活動理論でとらえると、その内包されているものが何か見えてくるのかな?
posted by 4430516 at 20:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コンセプチャルな視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

じじいのツイッター


わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 (ちくま新書)

わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 (ちくま新書)

  • 作者: 鷲田 清一
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: 新書



中井久夫さんの時の見方をベースにして、鷲田清一さんが面白いことを言っていた。まず中井さんの指摘(要約)。
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20歳の人にとって10年の差は大きい。それは人生の半分にあたるから。しかし、60歳の人にとってのそれは通ってきた道の1/6。90歳にもなればそれらはほぼ同じ遠さ。つまり人間の記憶というのは若いうちは、何がどの年に起こったか鮮明に記憶される年代記のかたちをとるが、やがて「だいたいあの頃」という前後の秩序だけがはっきりしている遠近法に移行し、最後は遠近も定かではない1枚の絵になる。
――――――――――――――――――――
深いなぁ。これを鷲田さんがいう(もろもろ要約)。
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時は、動詞の「疾く(とく)」(速やかさ)と「解く」(解きほぐす、ばばらけていく)からきているらしい。時がばらけていくというのは、自分や世界そのものがばらけていって、時の移ろいから離脱して、1枚の絵になっていく。ここは、時をリニアに流れるものとしてとらえるのとはまったく別の感受性がある。

時の移ろいのなかにあって時を知るのは、「あっ、電車の時間だ」「そろそろ仕事にもどらないと」という言葉で区切りが付くのに似ている。シーンが変換するというチャンスは、職から離れると生まれにくくなる。
――――――――――――――――――――
というインプットを受けて、私はすぐにツイッターを思い出した。リニアに流れるタイムラインがあり、そこにみんなの呟きが掲載される。そのつぶやきも、多くがどこにいたかとか、何をしていたかとか、外部からの「時を区切るきっかけ」になっているのだ。外部からの刺激があるのは、おそらく若年層や職についている人であり、定年後なにをしようか‥という人たちは、そういった世界の中には入り込みにくい。

1枚の絵として、時間をみるとき、果たして自分は何をつぶやくのか?自分がじじいになったとき、時とどう向きあっているのか結構興味深い。この本はおもしろい。ビジネスの議論にもいいヒントが満載。
posted by 4430516 at 18:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プランナーは哲学書を読もう

哲学系の本は、高校のときからいろいろ読み始めてきて、社会人になってからしばらく遠ざかり、大学院に行き始めてまた多読するようになった。ネット系の会社に転職してからビジネス書に戻ったが、ビジネス書は基本的にトレンドを追えるだけで充分になったので、また哲学系の本を読もうと何冊か手に入れてきた。難解なものは、論文を書く時など、深い考察が必要なときに読めばよいと思っている。軽く読めるものでいい。

哲学系の本には、ビジネスでいうところの課題を設定する「めがね」が多く隠されている。いわば、フレームワークの宝庫といってもいいだろう。ロジカルシンキングができ、ツリー構造が作れ、問題発見ができるのに、課題設定ができず、つまらない問題解決方法しか思い浮かばない人は、問題をいろいろな角度からとらえるといった、切り取り方の引き出しが少ないのだ。

フレームワークとなると、経営分析手法とかマーケティング戦略で使うものしか思い浮かばないようであれば、そうとう頭が硬くなっている。もっと柔軟な視点で、課題をみつけられないといけない。私たちの生活の中で何をどのように切り取るか?それは、深い人への洞察から見えてくるものだ。結果として、ありきたりの視線にはなるのかもしれないが、複眼的な視点をもっている人ほど、その切り取り方が鋭い。

さて、どんな哲学書を読もうか。
posted by 4430516 at 15:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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