2011年11月26日

戦略は、ルーティンで磨かれる

ウィニング 勝利の経営 [単行本] / ジャック・ウェルチ, スージー・ウェルチ, 斎藤 聖美 (著); 日本経済新聞社 (刊)

久しぶりに、Jack Welchの本を読んでいる。パラパラと眺めていても、さすがに良いことを書いているなぁと思う大企業でしか活かされないものかと思っていたが、実はそうでもない。いま特に参考になるのは、戦略の記述だ。

「戦略は大まかな方向性を与えるもので、市場環境によって頻繁に見直し、定義し直す性格のものだと考える。それは反復作業で、世間で言われているほど理論的ではないし(略)」というあたり。なるほど、この視点は自分で事業をもってみないと明確には得られなかった。

企業の戦略は、常に日々のビジネス活動の中で見直され続ける方向性なのだが、見直されるということが学習活動であると仮定すれば、「見直される」というより「磨かれる」と言った方が良いのではないか。私たちは、磨く支援をするという位置づけであれば、私の日頃のもやもやもスッキリするというものだ。

恐るべきルーティン。やはり、日々のなんとなしの生活にいろいろなヒントが隠されているのだ。若いとプロジェクトばかりに目が行くが、ルーティンもしっかり見ないといけないね。
posted by 4430516 at 20:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コンセプチャルな視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

経験してみることの大事さ

新橋演舞場201111.jpg

私たちの会社には、年4回、ある目標を達成できたら、これまで経験したことのないことを全員でしてみようというしくみがある。人数が少ないから全員でできるのかもしれないので、しばらくしたら年1回になってしまうかもしれない。私は何回か観ているが、20代のスタッフは全員観たことがないとのことで、今回は「歌舞伎を観にいくこと」に決まった。

しかし、意外とチケットはとれないもので公演中の演目はすべて完売。翌月まで待って、発売当日とともに予約したが、あれよあれよという間に売り切れ。メインターゲットは高齢層だったり、富裕層だったりするわけだろうが、まだまだ根強いファンがいるんだ。確かにわかりやすくて、派手で、面白いもの。歌舞伎座が新しくなったら、もっと盛り上がるのだろう。

夜の部は、16時30分から21時まで、休憩は合計45分なので4時間弱の娯楽。圧倒的な色彩の舞台から、観客の雰囲気まで、この時間を経験するというのも、非常に貴重なことと思う。私も含めて古典の演目では寝てしまったけれども、インターネットで何でも経験したつもりになっているよりはいいんじゃないかな。

自分で行く機会がなければ、会社で場を提供するというのも企画の基礎力を高めてもらう上で、重要なのではないかと思う。次は何をやってみようか?
posted by 4430516 at 10:43| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・芝居とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

質問から学ぶ

昨日、消費者行動学会でソーシャルマーケティングの効果測定の講演をさせていただいた。会社のメンバーにも手伝ってもらったり、いろいろな人に取材して、多くの資料を用意したが、結局削りに削って、本来あるべき効果測定フレームについて、いまなぜそれができていないのか?今後どうすればいいのか?について、意見を述べさせてもらった。

難しかったのは、どんな人がくるのかわからなかったこと。実際お会いすると、いろいろな大学の教授や研究者、同業者、海外の研究者‥などなど、こんな人たちの前で話していいものだろうか‥とやや胃痛。60分まるまる話をしたら、30分みっちりの質疑応答がはじまり、これはきっついなーと感じたが、想定していた以上に本質論的な質問が多かったことが非常によかった。

逆にそんな本質的な議論が始まると思っていなかったので、自分の考えをしっかりまとめていかなかったのが災いし、充分な回答ができなかったのが心残りだ。最近、ビックピクチャーを描く仕事の中で、ソーシャルメディアをコアにしたものがなかったため、学びをおろそかにしていた自分を戒めなければならない。

と思っていたら、私の講演を聞いていただいたマーケティング界の大御所の人から、私の発表資料送付のご依頼メールを頂戴した。その方も、これまでソーシャルメディアについてしっかりフォローしてこなかったために、きちんと学びたいとのことだった。キャリアを重ねても追求される姿勢は、素晴らしいのひとこと。

ということで、会社でも毎月1回、ビックピクチャー勉強会をやろうと思い立った。いままでやったことがないけど、これはいいや。質問からいろいろ刺激を受けられたことに感謝。このきっかけをつくっていただいたお二人の先生とフォローしてくれた人たちにさらに感謝。
posted by 4430516 at 19:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月09日

「自分のことば」で話す人

ここのところ、いろいろな学生さんにお会しています。正直、学歴や経歴は基本的にはどうでもいいので、「うちの若い人」になってもらえそうか、地頭の良さと前向きさ、そしてお互いの相性が合うかというあたりを見ながらお話させていただいています。みなさん優秀だなと思いますが、本当に欲しい人は「自分のことば」でしゃべる人ですね。たまにしかこういう人はいません。

「自分のことば」とは、知識は受け売りでもいいので、それを自らの経験に置き換えて知見としてためたものを人に伝えられる力というものかなと思います。端的に言えば、表象力なんです。別のことばで言えば、インプットされたイメージを、自らがもっていたイメージにどれだけ換言できるか?もしくは、一部だけでも換言できるか?ということなのですが、まだ私の説明もこなれていないですね‥

「インプットされたイメージ」と簡単に書いてしまいましたが、イメージのインプットは積極的にできないとダメです。自分にないイメージを取りにいく努力も必要だし、これまでの自分の体験にはないものを積極的に受け入れるという姿勢も求められます。そして、自らアウトプットしようという努力も大事です。「自分のことば」で話せない人は、このあたりも弱いんですね。

直接の原因かどうかはわかりませんが、普段遊んでない感じがします。仮に「よく友達と遊んでいる」といっても、クリエイティブな遊びをしていない。時間をつぶしている遊び方をしています。そして、所属組織を広げていない。「内向きの消費」をする世代のようですが、これではインプットされる豊かなイメージが広がるはずがありません。発話情報もネットで得られるものばかりです。そして課題を見ていてもわかりますが、人に向かってアウトプットする機会が少ないようです。

あくまでも私が求める像として見た場合の話ですので、だからどうということでもないのですが、結構時間を割いていることでもあるので、ちょっと雑感をメモしたくなりました。
posted by 4430516 at 13:10| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コンセプチャルな視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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