
あなたはなぜ値札にダマされるのか?―不合理な意思決定にひそむスウェイの法則
これまでの経済学の限界を打破しようと、行動経済学というジャンルにおける書籍がいろいろでてきているのはうれしい限りである。この本も、人の意思決定は合理的ではなく、いくつかのバイアスによって、とんでもない決定をしているということが書かれている。詳しくは、新しく始める予定の別のブログでまとめたいと考えているが、年末にごろごろしながら、楽しく読めた。
最近の起業破綻の現実が浮き彫りになると、改めて何か人々の思い込みの上に経済が成り立っているような気がして怖い。ビックスリーの話は、日経ビジネスで読んだ限りだが、大きな問題のひとつにこれからも好景気が続くという幻想の下に労働組合が会社と取り決めたとんでもない甘えの構造があった。豊田市民もそんな想いがあったのだろか。
市場は、まだこれからとはいえ、電気自動車や電気バイク、カーシェアリングなどに向かっている。いまどうしても車を買い替える必要がなければ、私もできればエコカーやシェアリングで済ませてもいいと思っている。定期的に、新車のニュースが流れるが、全然関心がないし、「新型」を連発されても何の新しさもない。多くの社員、工場、工員を抱えた大企業が生き残るためには「新型」が大事だったのだろうが、大きく市場は変化している。
先日は老舗書店丸善が上場廃止になった裏で、amazonnが以上最高の売上、テレビ局が軒並み赤字という中、ネット広告は伸張などというニュースがあった。結局ルーチンの中で、生物学で言うニッチを見つけられなかった(見つけようとしていても、それが本当の意味で企業戦略にはならなかった)ことが大きな痛手になったのだろうか。私がいるIT業界も、コアコンピタンスをしっかりと捉えて、事業領域を変化させられない企業は軒並み厳しい状況であるが、いずれにしても、まあとにかく大丈夫だろうという妙な納得が、明日の売上だけを見てしまう病を生む。不合理な意思決定がいたるところでなされている。
年齢を重ねても現場から学ぶ力、後輩から学ぶ謙虚さ、無駄な時間を過ごす余裕、常に変われるという身軽さ‥思考も、体力もしっかり鍛えなければと、今月はかなり強く意識した。そんなわけで、また水泳とか、サイクリングなどをはじめた。これから10年は体力勝負になりそうだ。
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