2011年01月25日

コンセプトは、ゆるやかな緊張感から生まれる

おかげさまで、いろいろなところからお声がけいただくようになり、プランニングの仕事に集中できているのはとてもありがたいことだ。とはいえ、大きな絵(いわゆるコンセプトの立案)を求められることが多いので、これが重なると事務所の近所に泊まることになる。

ちなみに泊まるということは、「悪」だと言われるが、睡眠をマネジメントできないことで仕事の効率は下がるわけなので、しっかり寝る場を確保することは何も問題ではない。ただ、利益もでないのにそういうことをする必要はないし、そういう働き方が向いていない人はやらないほうがいいだけの話だと思う。

泊まるというのは、緊張感の持続である。コンセプトというものをアウトプットするには、かなりのファクトを断片的に理解しつつ、一気に大きな「わかりやすい」絵を描くことが必要になる。実際、いまいろいろやっているものも、300ページ以上のRFPに加えて、各種システム構成や画面設計といったクライアントからのインプット情報のほかに、10冊以上の市場を理解する本やネット情報、さらに調査機関のデータ、競合調査情報など、多くの資料が山積みである。

これらを丁寧に読み解くことから作業を始め、コンセプトを導き出していく。アブダクションのワークは、そこに楽しみがあるのだが、こういった作業は長時間ゆるい緊張感の下でやら無いとつながらない。通勤電車や自宅に戻ったりすると、時間がぶつ切りになり、なかなかアイデアが融合しない。もちろん、時間があるときは一端ぶつ切りになったものを寄せ集めればいいのだが。

そんなわけで、泊まったりする。ゆるやかな緊張感を保つために。もちろん睡眠は確保する。徹夜をしても、どうせ上手くいくわけがないというのは、30代後半からようやくわかったから。
posted by 4430516 at 23:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/182454473
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
blogram投票ボタン