2013年09月29日

自分のことばで考えるということ

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 [単行本(ソフトカバー)] / 上田 正仁 (著); ブックマン社 (刊)
この本は、修士博士課程に進む大学生がターゲットのような内容だが、いくつか参考になることも多かった。

私たちの会社では入社試験であるテーマに対して小論文を「自分の体験を基にして」書くようなお題がある。この「自分の体験を基にして」というのは、どういうことか?それをこの本では明確に語ってくれている。バナナとリンゴを足すといくつか?という質問に対して、我々は通常1+1=2と考えてしまう。確かに、バナナとバナナを足せば2になるかもしれないが「バナナとリンゴは足せないから1+1は1+1のままだよ」という、果物屋の子供の発想は、経験に基づいた「地に足がついている発想」だ。

「果物屋の子供」というのは、便宜上使ったものかもしれないが、少なくとも僕はこういう人材を「面白い」し「使える人」だと思う。「知っているつもり」や「わかったつもり」になっていないんだよね。もちろん、みんなが1+1=2であると思っていることも理解した上であれば、なお良い。そういう思考を持った人が、ビジネスの仲間として欲しい。私生活のパートナーとなると、自分が2人いるようで面倒かもしれないけど。

それと、あるゴールに達成するために、ゴールオリエンテッド(目的志向型)も大事だが、キュリオシティ・ドリヴン(好奇心主導型)も大事だというくだり。好奇心をもとに、脇道・横道に流れていく動きを単なる偶然の産物としてでてなく、積極的に取り入れよというのは、図解も含めてわかりやすかった。いわゆる、Googleの20%ルールのことだけど、「キュリオシティ・ドリヴン」という言葉は、はじめて耳にした。
posted by 4430516 at 13:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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