2015年04月21日

提案の意味

「提案」をあらためて考えてみる。「提」(さげる)は、「手提げ」「提灯」などに使われるように、「手で持って、ぶら下げて、付帯して」という意味があるらしい。それに「案」が付くのだから、案(計画、予想)を企画書にして持っていくといういつもの仕事であることはしっくりくる。しかし、ここで単に持っていくだけであれば、「提示(しめす)」「提供(さしだす)」でいいのではないか?

「案」には、予測・予想という意味が含まれる。「身を案じる」などというように、先々のことを考えて心配するという意味もある。我々が注目しなければいけないのは、この「先の」というニュアンスである。生活者やクライアントが何か欲しているから、それを差し出すのは提供でしかない。提案は、生活者やクライアントが欲している理由(意図)を理解して、その意図に沿い、彼らが気づいていなかったモノやコトを提供することに他ならない。

生活者やクライアントが言っていること、「具体的に」欲していること、そのものを提示するのは我々プランナーの仕事ではない事が多い。だから彼らの言うことを鵜呑みにせず、その発話やアンケートデータに隠された内容からその裏に隠された解を見つけ出すことが我々の役割である。きちんと提案するということは、それだけ大変なのだ。あたりハズレもあるから、提案には前もってお金を払わない人も多い。だから、いまこそブランド力が必要になるのだと思う。ただ、ブランドを信じていただいた方に、一度でも失敗するとその次はない。毎日が真剣勝負になる。
posted by 4430516 at 09:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の構え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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