2015年04月05日

ベイトソンを再読したくなった





IoTの時代になり、パソコンやスマホなどのデバイスの画面デザインから、より自らの視覚や聴覚の延長上のデバイスのデザインが重要になるが、そのあたりの議論をベイトソンをベースにしてまとめている本。大学院時代に必死に読んだベイトソンをもう一度じっくり読み返そう。そして、月に1回でいいので、こういう議論ができる人や場が欲しい。自ら出かけよう!
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2015年01月03日

年越し読んだマンガまとめ

最近は、休みになるとまとめてマンガを読む。kindle(古くて黒いやつ)はマンガを読むデバイスとしてはベスト。そしてみんな良作。

ノスタルジアを伴いながら、知らなかった明治時代の社会問題を紐解く世界観は好き。特にテーマが妖怪というところも楽しめる。

多少ありがちなテーマかもしれないが、わかりやすく表現している。浅野いにおをストレートにした感じ?作者が亡くなられたのは残念。

秀逸だなぁ。記憶をなくすということを多彩な切り口で表現しており、なかなかエグイところをついている。

これは、テーマからして子供にも読ませようと思ったのでkindleではなく、本で購入。1巻の最後からして、大作の予感。売れているのも頷ける。

まだ読んでないけど、買ったもの。


ってなわけで、これがどうもこのブログの1,000回目の投稿らしい。




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2014年11月30日

尾崎豊は、いまの子どもには「?」なんだそうだ


僕らの時代のカリスマだった尾崎豊の歌を、いまの子供が聞くと「被害妄想なのでは?」と思うそうだ。親や教師が、自分の前に立ちはだかるものや理解しえないものではなくなっている状況のなかでは、確かに理解しがたいのだろう。なんで、親や先生とぶつかる必要があるのか?うまく役割を演じ、あしらっておけばいいのではないか?と考えるのだ。

いまや、親や教師自身も、子供とギャップを感じるところが少なくなってきているとこの本では調査結果を基に書かれている。そういえば、先日、娘が学校を封鎖する「僕らの7日間戦争」という本を単にイベント的な面白い出来事として捉えていたのに、世代のギャップを感じたが、それにも通じるのだろう。

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2014年11月29日

日本型循環モデルのタタキ台


これはねー、モデルが強引すぎるかもしれないし、新しいということでもないけど、右肩上がりの日本経済を支えてきた仕組みを議論する上では、タタキにはなると思う。しかし、今後の社会は「ジョブ型」正社員の増加って‥それこそ、現状維持かそれ以下の経済を生み出す元凶になるんじゃないかなと思ったりもするが、要介護者だらけの社会では、それも致し方ないのだろうか。真剣に10年、20年先を考えよう。
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2014年11月28日

ヒーローを待っていても世界は変わらない



社会の問題は、みんなが自分事化して、人の話を聞きあいながら妥協点を探して取り組まない限り、悪くなる一方だということを、一貫して主張しておられる。人の意見をお互いが積極的に聞こうとしない(それこそが自分事化のはずなのに)から、うまくいかんのだという、骨太の議論をする人で、勉強になった。貧困とは、「溜め」がないことだというコンセプトは刺さるね。他の社会学者の文献にもよくでてくる。

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2013年10月05日

残響レコードの経営から改めて気づいたこと

音楽ビジネス革命‾残響レコードの挑戦‾ [単行本] / 河野 章宏(残響レコード社長/te'ギタリスト) (著); ヤマハミュージックメディア (刊)『音楽ビジネス革命〜残響レコードの挑戦〜』河野章宏

残響が5年間で2億の売り上げを上げられるようになったか?を所属ミュージシャンであり、社長でもある筆者が語る「ビジネス書」のような感じ。ビジネス書にしては、極めて当たり前のことが書かれれているし、マーケターやプランナーの立場で読んでも、極めて基本的な心構えしか書かれていない。「マーケティング=調査」という意味で使うし、文章もくどいし、下手だ。

とはいえ、この人の経営思想は全く僕らと同じだ。彼は、経営やマーケティングは学んだことがなく、自分で正しいと思うことをやってきたらしいが、経営の筋の正しさというのは、どこかで磨き上げられたのだろう。書かれていることは共感できるものばかりだ。もっとも、残響レーベルを私がそもそも好きだったということならかもしれないが。

ある音楽の仕事をするかもしれないために、買ってみたが、ちょうど原点を立ち戻って、次のステージに向かって行こうという僕には、いま一度基本の大事さを教えてくれた本だった。いくつか気になったことを書き出しておきたい。改めて重要だと再認識させてもらったものも多い。

●アーティストのモチベーションを第一に考える
●ライブ1本でしっかり感動を与えられるアーティストを育成する
●すき間を狙ったビジネスは見つけるものではなく、自分で作っていくもの
●自分が正解だと思っていることは、すべて間違っているのでは?と疑う
●自分が楽に行動できる場所には、新規顧客はいない
●常にポジティブに考えられる環境をつくる
●お金は目的ではなく結果である
●意味のある赤字ならば、すべてが損にならない
●お金の流れを透明化させれば、みんなが責任を感じるようになる

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2013年09月29日

自分のことばで考えるということ

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 [単行本(ソフトカバー)] / 上田 正仁 (著); ブックマン社 (刊)
この本は、修士博士課程に進む大学生がターゲットのような内容だが、いくつか参考になることも多かった。

私たちの会社では入社試験であるテーマに対して小論文を「自分の体験を基にして」書くようなお題がある。この「自分の体験を基にして」というのは、どういうことか?それをこの本では明確に語ってくれている。バナナとリンゴを足すといくつか?という質問に対して、我々は通常1+1=2と考えてしまう。確かに、バナナとバナナを足せば2になるかもしれないが「バナナとリンゴは足せないから1+1は1+1のままだよ」という、果物屋の子供の発想は、経験に基づいた「地に足がついている発想」だ。

「果物屋の子供」というのは、便宜上使ったものかもしれないが、少なくとも僕はこういう人材を「面白い」し「使える人」だと思う。「知っているつもり」や「わかったつもり」になっていないんだよね。もちろん、みんなが1+1=2であると思っていることも理解した上であれば、なお良い。そういう思考を持った人が、ビジネスの仲間として欲しい。私生活のパートナーとなると、自分が2人いるようで面倒かもしれないけど。

それと、あるゴールに達成するために、ゴールオリエンテッド(目的志向型)も大事だが、キュリオシティ・ドリヴン(好奇心主導型)も大事だというくだり。好奇心をもとに、脇道・横道に流れていく動きを単なる偶然の産物としてでてなく、積極的に取り入れよというのは、図解も含めてわかりやすかった。いわゆる、Googleの20%ルールのことだけど、「キュリオシティ・ドリヴン」という言葉は、はじめて耳にした。
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2012年12月31日

レスポンシブWebデザインの良書に出会う



年末に良い本に出会えた。
レスポンシブデザインの本質が丁寧に捉えられている。
わかりやすさは本物の証拠です。

この本を読んで、改めて驚いたのは
これまでやってきたことが、レスポンシブデザインの世界で
一挙にまとまってしまったということだ。

しかし、私はコンテンツ至上主義というわけではない。
コンテンツをつくるストラテジックが最も重要であり、
さらにその下支えとなる統計・解析技術、これらが一本につながって
はじめて施策が生まれる。

以前、Webの会社にいた時は、ストラテジーかテクノロジーかを
選択するような風土があったが、どちらも大事だ。
ただ、自分がどちらでとことんプロになるかと言われれば
ストラテジーだろう。いまの会社もストラテジーをつくるのが専門だ。

「Analyst 兼 Strategist 兼 Content&IA planner」と
いう人材を育てることを目的に自分の会社を持ったわけだが
あながち間違ってなかったのではないかと再認識できた気がする。
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2012年03月25日

週末は好きなモノ・リリースラッシュだった!

モーモールルギャバンの新譜『僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ』
ツアーも開始されているようで、最終日(?)6月のzepp tokyo楽しみ!
僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ [Limited Edition] / モーモールルギャバン (CD - 2012)

『刻刻』の第5巻
刻刻(5) (モーニング KC) [コミック] / 堀尾 省太 (著); 講談社 (刊)

『宇宙兄弟』17巻
宇宙兄弟(17) (モーニング KC) [コミック] / 小山 宙哉 (著); 講談社 (刊)

『3月のライオン』第7巻
3月のライオン 7 (ジェッツコミックス) [コミック] / 羽海野 チカ (著); 白泉社 (刊)

電車移動と風呂の中では、仕事の影響もあって、どうも最近はマンガ一色かも。。。
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2012年01月21日

さいたま市窓口は、なぜ土日対応しないの?

住民票や戸籍謄本をとりに行こうと思っても、平日しか対応しないというのはどういうことなのだろうか?市の機関すべての稼働を望んでいるわけではなく、あくまでも住民票などの発行だけでいいのだが、なぜ開けられないのだろうか?「公務員は土日が休みだから」というそんな馬鹿な説明はもう通用しなくなっているのではないだろうか?

土日に開けると、土日対応スタッフの採用・維持コストがかかる?土日の電気代がかかる?それならその分、平日のサービス時間を減らしてもいい。土日になると、人が殺到する可能性があるか?それなら、平日を休みにすればいい。せめて土日のいずれかだけでも空けてもらえればいい。ある限られたサービスだけでいい。

こんなにも市民税払っているのに、市民のためのサービスなのに、なぜ市民が不便な思いをしなければならないのだろう?いくらでもやりようがあるだろうに、なぜそれができないのか理解に苦しむ。公務員が市民の下僕であるということは、まったく「思わない」。しかし、公務員は事業リスクがないだけであり、限られた予算のなかで利用者視点で利用者のために最善を尽くすのは、民間と一緒なのだろうに。
posted by 4430516 at 14:20| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月09日

四日四晩プランニングにどっぷり

「差別化するストーリー」の描き方 [単行本(ソフトカバー)] / 高橋 宣行 (著); PHP研究所 (刊)

三日三晩目でとうとう飽きた。集中力も切れた。飽きたら、別のプランを考えれば気分転換に‥なるわけないだろー(怒)まったく自分の時間がとれず、事務所とホテルに缶詰めになり、ひたすらいろいろな企画書を書いている3連休。モーモールルギャバンのパンティコールが、頭をエンドレスで駆け回る‥

週末買った本をパラパラとめくっていたら、高橋さんの本はなかなか刺激になった。この人は毎回同じこと書いているように思えるのだけど、分りやすいよね。たまに読むと忘れてしまいそうなポイントをおさらいできるのがいい。私などは広告のキャリアが長いから、この教え方はかなりピンときます。

が、これを新卒の若い人たち、しかもマーケティングの戦略を考える人たちに教えるには、どうしたらいいものでしょう。いわゆる戦略論みたいなものをかじった人からは、まったく使えないつまんねーコンセプトがでてくるし、広告側のコンセプトメークの方法だと、逆に教えにくいんだよね。でも、一回このまま使ってみるのもいいかもしれぬ。
posted by 4430516 at 21:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月08日

紹介だけで一生売れる技術

紹介だけで一生売れる技術 [単行本(ソフトカバー)] / 神尾えいじ (著); きこ書房 (刊)

さすがに「きこ書房」だけあって(偏見ありありですみません)怪しい本だか、コンテクストによっては良い気づきが得られると思う。多分、アムウェイとかニュースキン、保険などの販売を文脈にするとバッチリ当てはまる。多分、今後はそういうところのバイブルになるのではないかと思う。

とはいえ、一昔前のような「一緒にやると儲かるよ」というねずみ講式で仲間を増やすのではなく、自分の「応援団を増やす」という教え方なので、基本的には健全。直接的なつながりのある人は応援要請だけにし、仲間として巻き込み、その人にはモノを売らずに、紹介してもらった別の人にモノを売る(6次のつながりの中でキーマンを見つける!)という手法は、日常的に良くあることなわけで。

人脈はヨコに広げず、タテに掘れ!という考えは、我々のようなビジネスをやっている会社にとっても、学ぶところが多いだろうし、大量生産・大量消費が遙か過去のものになっている昨今、こういう考え方は応用すべきでしょう。特になるほどと思ったのは、幸せな成功のための3つの目標設定。金は天下のまわりものということが、うまく表現されているなと感じた。
posted by 4430516 at 11:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月03日

役立ちそうな新しいフレームワーク3冊

●戦略と実行
戦略と実行―組織的コミュニケーションとは何か [単行本] / 清水 勝彦 (著); 日経BP社 (刊)
戦略がなぜ実行できないのか?ということを、感覚論に陥ることなく、これまでのありがちな「上手くいかなかった」分析は意味がなかったことを突き付ける。問題の本質をつかむほど私たちの意識やコミュニケーションにこそ課題があると提起する。

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●R3コミュニケーション
R3コミュニケーション―消費者との「協働」による新しいコミュニケーションの可能性 [単行本] / 恩藏 直人, ADK R3プロジェクト (著); 宣伝会議 (刊)
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R3.gif

サポーターという概念を取入れて、分りやすく整理された。もちろんすべてのビジネス活動を説明することはできないが、ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションのフレームワークとしてはシンプルで、議論しやすい。本の中身は、もっと検討プロセスを露呈させて欲しかった(ADKの宣伝本とはいえ、フレームワークで事例を見るのが多すぎる)。

――――――――――――――――――――――――――――――
●新・集客戦略
「売れない時代」の新・集客戦略―コスト削減に向けた顧客モチベーション・マーケティング [単行本] / 内藤 耕 (著); 東洋経済新報社 (刊)
これまでの顧客セグメント論をまとめたうえで、既存客ではなく、特に新規顧客部分をモチベーションによる分類を行っているところが秀逸。極めて当たり前の考え方かもしれないが、俯瞰してみると特に新規客創出を考えるマーケティングのプロジェクトを考える上では参考になりそう。

さあ、今日からフル稼働です。
posted by 4430516 at 08:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

営業力=プランニング力

最新号(2011.10.10)の日経ビジネスの連載記事、伊藤忠の岡藤さんの話は実に良い。前回のマクドナルドの原田さんも参考になったけど、岡藤さんの話はうちのスタッフ全員がもっていないといけない知見だし、どんどん経験してもらわないといけない。

商社の話なので、基本的に「営業とは?」という語り口で書かれているのだけれど、これってプランナーも一緒。客先に定点的に通い、変化を逃さず、チャンスに先手を打つというのは、言うは易しだけど、「先手を打ち、ビジネスに換えるネタは?」というところは、相手に刺さる企画、他社や他業種の状況も踏まえて作られた企画でなければならない。

営業からプランナーへどうつなぐのかというつなぎのコミュニケーションコストや、プランナーを雇わなければならないコスト(もしくは逆もしかり)などを考えると、結局営業とプランナーは同じ職としてまとめてしまっても良いのだと思う。

だいぶ前からこの主張をしてきたけど、私の少ない経験から言えば、プランニング中心のスタッフしかいない企業では、外に自分たちの知見を「座布団売り」していくことにリスクを負わなかったし、営業専任チームがいた企業では、営業にまともなプランニングの教育をさせなかった記憶がある。営業チームとプランニングチームは一緒にしたほうが、戦力はかなり高まると思うのになぁ。。まいいや。

自分たちの会社は、これをしっかり実践していきたい。全員営業、全員プランナー。そうならない限り、アドバイザーとしてたのしく仕事はできないと思うんですよね。
posted by 4430516 at 17:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月02日

よるくも

よるくも 1 (IKKI COMIX) [コミック] / 漆原 ミチ (著); 小学館 (刊)
いま、発売が待ち遠しいマンガは「宇宙兄弟」「刻刻」「3月のライオン」それとこの「よるくも」。
1巻で充分引き込まれた。コンセプトや絵もさることながら、無駄のないストーリー展開のうまさ、実にいいですね。楽しみです。
posted by 4430516 at 20:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月26日

公務員改革を!

私は零細企業の経営者でもあり、それなりの納税をしている。税金の金額が高すぎるのでは?ということはさておき、納税にまったくの納得感がない。NHKの集金も同じだが。その理由は、この数年の短期的な政権交代や一向に改善されない国家収支、癒着のなれの果てに起こった人災ともいえる福島原発事故‥など、何のために税金を払っているのか、まったくわからない状況が続いているからだ。

そして、やっぱりどうかんがえても「公務員の制度」が元凶なんだと考えている。たとえば‥所属省庁を「自分の会社」と認識し「わが社」とまで言わせ、国民のためでなく「自社」のために利益を得られるようにする仕組み。能力のない公務員の預かり先を企業が行う天下り。能力の低い中高年をいつまでも高給で維持するためのしくみ、夕刻から酒を飲んでだらだら仕事をして、タクシーで帰る風習‥などなど。民間企業では、15年くらい前によくあった風景だが、国家予算がこんなにひどい状況になっているのに、いつまで続ける気なんだろう。

「時の人」である古賀氏の本は、公務員制度について深くメスを入れた。読者書評は、amazonに書かれているものが参考になるので、そちらに譲るとして、「こういう状況なら、いま税金を納得して払えるかもしれない」というくだりがあったので、書いておきたい。

日本中枢の崩壊 [単行本] / 古賀 茂明 (著); 講談社 (刊)
ハローワークに行った失業者が、隣の人に尋ねる。「あなたは何をしていらっしゃったんですか?」「国家公務員です。お互い厳しいですなぁ」こういう会話が交わされるようになって、初めて国民も、ああ霞が関もがんばっているな、苦しいが我々も協力しなければ、となって増税を受け入れる。(p.202)

なかなか絶対的な評価基準は作りえないとしても、少なくとも仕事のできない公務員は転職願いたい。しかし、たかだか、数人のスケープゴードを出して済まされる問題ではない。本質的な公務員改革がなされなければ、増税は受け入れたくはない。もう本当に切に願う。いや、願ってばかりもいられないので、よく知ろう、行動に移してみようという人も多くでてきているのではないかな。個人的には、公務員の友人・知人はいるので、なかなかこういう話はしにくいのだけれど‥(個人攻撃しているわけではないので、ご了承を)
posted by 4430516 at 15:03| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月04日

「リーダー=管理職」という妄想

今週の日経ビジネスのアメックス社の記事の中で「部下を持っている人のみに求められるリーダーシップ・コンピテンシーは、人材育成能力くらいで、それ以外の資質は部下がいない社員にも求められる」とあった。当たり前とはいえ、どうもこれまでの企業教育は、管理職になったらリーダーシップ教育をしてきたような気がする。リーダー=管理職という妄想があったからだろう。

管理職になってから、教育をするのが遅いという議論ではなく、そもそもリーダーシップを発揮できるような資質があるのなら、誰でも伸ばしていく環境が必要があるということだ。管理職はあくまでもひとつの役割でしかない。管理職がリーダーである職場もあるし、そうでない職場もある。どちらが良いという話でもない。
posted by 4430516 at 18:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

さえずり言語起源論を学ぶ

言葉はなぜ生まれたのか [単行本] / 岡ノ谷 一夫 (著); 石森 愛彦 (イラスト); 文藝春秋 (刊)

人は、なぜ言葉を操れるのだろう?という質問に答えてくれる(たぶん、子供向けの)本。まだ仮説レベルだとしながらも、さえずり言語起源論がわかりやすく解説されている。そのロジックは、さておき「言葉の4つの条件とその条件を満たす力」は、重要なのでメモしておきたい。

言葉の4つの条件を満たす力を
ヒト以外にどんな動物が持っているかの例

1)すぐに真似できる
→呼吸を止めることができる力。その力がある生物しか対応できない。
※オウム、ハチドリ、クジラ

2)音と意味が対応している
→発声することがその状況に即しているだけでなく、
いまいる状態ではないことも発声できる。
※テグーは、その状況に即した17種類の発声しかできない。

3)文法がある
→エレメント(たとえば、あいうえお)とチャンク(エレメントの塊)を持ち
規則性をもって活用できる力。またその規則性を読み取る力。
※ジュウシマツ

4)社会関係の中で使い分けられる
→階級社会を持ち、高い階級のものと低いものとで使い分けができる力
※ハダカデバネズミ
posted by 4430516 at 22:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伊上勝評伝

仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男 [単行本(ソフトカバー)] / 井上 敏樹, 竹中 清 (著); 徳間書店 (刊)

新しいプロジェクトでの調べものもかねて、GWに読んでみた。伊上(いがみ)勝さんは長坂秀佳さんらと並び、1960年代〜70年代に活躍した特撮ヒーローものの脚本家である。伊上さんの脚本リストをみると、私はそのほとんどの作品をTVで見ていたことに驚く。私が生まれる前の作品では、怪傑ハリマオ、仮面の忍者赤影、光速エスパー、ジャイアントロボ‥よく見ていた作品では、仮面ライダー、仮面ライダーV3、ロボット刑事、人造人間キカイダー、イナズマン、超人バロム・1、忍者キャプター、勇者ライディーン、アクマイザー3、超人ビビューン、大鉄人17、宇宙からのメッセージ銀河対戦(‥と書いているだけでも楽しくなってしまう‥)などなど。

オンタイムでみていただけでなく、ここ10年くらいの間で、DVDを大人買いして観たものや、レンタル店や友人から借りたりして感じるのは、この時代の作品は、私のものの考え方にも大きく影響を与えているのではないかということだ。この本の「伊上さんの脚本スタイルは、紙芝居だった」という記述を読んで、なるほどと思った。「余計なことは書かない」というスタイルで、アクションという一番盛り上がる部分を目立たせるための導線に過ぎないプロットの書き方は、コンセプトを生み出したり、伝えていく作業にとても近しい。何気に私がマーケティングのシナリオを書く際には、伊上さんや長坂さんのフレームワークから得ていることも多いのではないかと、思うところがある。

一時代を築いた伊上勝さんについての記録はこれまでほとんどなかったため、ファンの私にはそこそこ楽しく読めたが、もっとも価値のあるのは、息子さんであり同じ脚本家になった井上敏樹さんの父親の回顧録だろう。その中でも、私の最も関心のあったものが、彼の60年代のヒーローに対するヒーロー論を語ることで、伊上さんの限界を論じているところだ。伊上さんの脚本は、人間を描けなかったところで詰まってしまったという。曰く‥

助けた者とかかわりを持たない―これが理想のヒーローの姿だとするなら、キャラクターづけをしない方がいい。もしヒーローに個性を持たせたならドラマ的には助けてもらった方は、それを理解しなければならなくなる。そして理解するためには交流を持つことになってしまう。理想のヒーローではなくなるのである。昔のヒーローが大体同じようなキャラクターなのはこういう理由による。父はこの原型の信奉者だった。だから人間を書く必要がなかったのだ。

なるほど。確かに、昭和のヒーローはみな似たり寄ったりだ。ちなみに、息子さんは仮面ライダーアギトと555の2作品のほとんどを書いている。伊上さんが創り上げた昭和の仮面ライダーとは全く異なり、ヒーローが助けている者たちと同じ土俵の中で生きている新しいヒーローたちだ。この2作品も私はとても好きである。実は、これからはじめるプロジェクトもこういったヒーローたちに関わること。大変そうだが、とてもわくわくする。
posted by 4430516 at 21:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本とか雑誌とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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